泡 盛 日 記

演劇人(役者・演出家)丹下一の日記です。

「心のご飯」が足りてない

2014-07-28 23:25:13 | 丹下一の泡盛日記

もちろん「お仕事」はさくさくと進める毎日なんだけど、肝心の自分の舞台の方が滞っている。
何がどう、と詳しくは言えるのだけど、実感として「滞っている」。
こんな「気分」が続く時は、身体が「アート」を欲しているとき。
「心の栄養」がすかすかでカラータイマー点滅。
Mが午前中なら車で出かけてもいいと言ってくれたので、海を見に行く。



この立石海岸には逗子で暮らしているころには何度も来た。
夏にシュノーケルで潜ったこともあるし、小さな子どもたちを引き連れて来たこともある。
冬の寒空の中、江ノ島の向こうに沈む夕日を呆然と眺めていたこともある。
人生のステージか変化した後に、同じ場所に立つ体験は悪くない。
午前中しか時間がなく、さっと戻って来たのもかえってよかったかもしれない。
途中の緑や海、空だけで充分だった。

帰宅して、ついつい昼寝。
目覚めて南太田まで歩いて所用、と一気にスイッチが入る。
昨年は、自分で演出したものだけでも6本。
シェイクスピア朗読やプレイバッカーズの自主公演を入れれば出演作は合計で10本になる。
今年は「死者の書」に集中したこともあり、なんだか静か。
そして何よりも「心のご飯」が足りてない。
何も趣味的に自分の好きなことに集中したいのではない。
そこを充実させた上で「お仕事」する楽しさも知っている。
9月の頭には「ご飯」たくさん食べに行く計画があり、楽しみ。
もちろん、その前に、8月の稽古場が楽しみだ!
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「ざぶとん役者」の落語会

2014-07-28 23:00:36 | 丹下一の泡盛日記

この数日、梅雨明けとともに夏が爆発している。
おかげでぬか床ちゃんが元気になって、いい感じ。
結構いろんなもん食べて、つくって来たんだけど、やっぱ和食なんだろうか♪

昨日は、紺野相龍さんの落語会で下北沢へ。
紺野さん、「ざぶとん役者の会」と称して仲間の俳優を集めて、「素人の落語会」をプロデュースしていらっしゃる。
先日のBoy's nightに続けてゲリラ豪雨に遭遇。
東京はエアコンの使いすぎで気候まで変えてしまったんかい(-_-;;;
渋谷辺りから降り始め、下北沢の駅では雷鳴と土砂降りで少し待ったのだけど、ありがたいことにすぐに小やみに。
そのあたりでさくっと会場へ移動。

昨年春から落語会の緞帳の上げ下ろしを担当することがあった。
本番後に一杯やらないと気が済まないような(そりゃいつもだろ!?)素敵な高座もたくさん。
そして、5人の俳優の噺をしっかり楽しんだ。
舞台を見て笑うことがあまりない自分があんなに笑えたのだもの♪
俳優と落語家とどこが違うの、なんてやぼは問わない。
ただ、例によってなんだけど、「上手」と「いい」の違いも見て、我が身を振り返るのだった。
それにしても、紺野さん、いい味出してるなあ。
知っている噺だったのでオチは知っていたのだけど、芸の力には関係ない。
実に面白かった。
(だから「ネタバレ」なんて言い方が嫌いなんだ)

夜、自宅でさるお方にお送りいただいたうなぎに舌鼓。
これを食べるのは3年ぶり。
つまり逗子の家を出て以来。
本当に美味しいうなぎ。
この味を噛み締めながら、胃の腑に沁みる酒と一緒にいただいた。
たくさんのストーリーがよぎっていった幸せな夜。
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