泡 盛 日 記

演劇人(役者・演出家)丹下一の日記です。

30年分の積もる話

2012-07-02 19:49:28 | 丹下一の泡盛日記
家にいると始発電車の音で目が覚めてしまう。
昨日の報告シートと受講生たちへのコメント(フィードバック)を書いて「入稿」。
仕事終わらせて風呂に入り、仕事モードをざっと流す。

枝豆豆腐と中国茶で朝ご飯。


もうかなりやばいよこの身体。
絞ったとは言えなかったが、そこそこ細くした身体がぐんぐん育っている。
たぷたぷとたまっていくのはいったいなんだろう?
なのでこういう朝ご飯。

区役所行ったり雑事を済ませて、ものすごく久しぶりの町に。
自分がこの世界に入るきっかけは、高校生の時、劇集団流星舎という劇団の舞台を観たことで。
そして大学1年生の秋に入団。
その年の12月、18歳ぎりぎりで舞台に立ったのが、まあプロとしての初舞台だった。
それから足掛け3年、走り続けた。
拠点だった自前の劇場、早稲田銅鑼魔館で舞台を持った様々な劇団、舞踏家、歌手などのお手伝いもしつつ、ひたすら舞台に立っていた。
本当に楽しかった。

その時の主演男優と主演女優の二人に会った。
主演女優だった戸山純子さんは、劇団解散後一人芝居をやったりしつつ、銀座8丁目にカフェを開いた。
大きな店ではなかったが、美味しいコーヒーが評判で有名歌手の夫妻がお忍びで飲みに来ていたりした。
その店で何度も舞台をやらせてもらった。
稽古も閉店後の夜に。
終わると戸山さんがワインの大瓶出して来て酒盛り。
劇団時代が蘇った。

主演男優で劇団の中心的な存在だった石川辰夫さんは、1982年の劇団解散後、一度だけお会いしたことがある。
本当に久しぶりにご自宅を訪ねた。
30年前は小さな町工場で,自分はそこでアルバイトもさせてもらっていた。
今は立派なお家が建っていて、かつて通った場所だとわからなかったくらい。
当時の女優の一人、(旧姓)高木紅子さんもいて、話題は尽きぬ。

辰夫さんは今、お神輿会の理事をやっている。
自分が今直面しているテーマに近い話が続出。
不思議なもんだなあ。
もっと不思議なのは、この4人が集まってアルコールフリーでランチして、お茶飲みながら話してることかな♪
しかも辰夫さんがみずから料理してくれる。びっくりだ。


いつの間にか滞在5時間を越えている。
話はつきねど近いうちの再会を約して辞した。
まじで教えてもらいたいことがたくさんある。
大きな渦が30年を経て、また戻って来たような気持ちだ。
楽しみだなあ!
コメント
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