泡 盛 日 記

演劇人(役者・演出家)丹下一の日記です。

7週間ぶりに金沢へ

2012-04-23 12:06:33 | 丹下一の泡盛日記
土曜日、久しぶりの金沢へ。
羽田空港の方が新横浜駅よりもなじみ深い。国際線も成田に行くことが少なくなった。
そういえば新幹線を普通に使い出したのは、いつのころからだろう。
仙台に通い始めたころの東北新幹線は大宮が始発駅で。
新幹線代を捻出するよりもその分を夜行列車での酒代に充てる方を選んでいた。
芝居の旅も大抵は機材車に同乗して移動、新幹線を使うのは主演女優だけ。
その頃は運転免許を持っていなかったので気楽だった。

そして相変わらず世間はかしましい。
この国は、将棋ではなくチェスのように人を切り捨てることばかりしてきた。
「国」ではなく「自分」が生き残ろうとする意図がみえみえで情けなくなるばかりだ。

7週間のご無沙汰で金沢の稽古場に。
すでに顔が変化している子どもがいる。
成長のスピードはこうも早いのか。といつもながら驚くことしきり。
こないだまでジャージみたいな服で走り回っていた子が、ずいぶんとガーリーなひらひらの服に「おいそんなヒールの高い靴はいて稽古すんな!」って姿で稽古している。
そのヒールの高さの分の「背伸び」がスイートなんだが、さてどうしたもんか。

稽古終了後、衣装チームとの会議。
終了すると「あれ? 今日はおしまい!?」。
フリーアップされてしまった。
パソも持ってきていなかったので、なんとなく「晩ご飯」、と称してはしご酒。


加賀蓮根、旨い。
てんぷら最高だな。大好物なのだ。

おでん屋さんで財団のYさんと合流。
最後は犀せいに。
思った以上に酔いがまわっている。
旅から旅でほとんど家に戻ってない生活の疲れがあるのかな。。。

爆睡。
そして二日酔い。
バスタブにつかり呆然とする。


朝ご飯。
この1年以上、同じカフェで同じメニュー。
だってお粥屋さんも水餃子屋さんもないんだもん。。。

21世紀美術館で音と照明のインスタレーションをみる。
もっと長居したかった空間。
ぎりぎりまでいて、タクシーで駅前のホテルに。


ジュニアオペラスクールの歌唱指導チーフ、石川公美さんの初リサイタル。
MCでも言っていたけど東京のオペラ協会で「なぜ彼女が金沢に? イタリアに残ればいいのに。せめて東京に」と言われている実力。
自分も初めて聴いたとき、ぶっ飛ぶくらいに驚いた。
そして、失礼ながら同じ感想を即座に思った。

谷川さんの「夜はやさしい」や椿姫の中から自分の大好きなアリアなどもあって、ドライブして行くソプラノ、それも様々な種類の色を堪能した。
オペラスクールの宣伝も兼ねているので自分も客席の中から紹介されてご挨拶。
終演後、まだ歌い足りないのではないかと思われるエネルギーで満ちあふれた石川さんと。


バスに乗る前に「晩ご飯」(^o^)


ぽんちゃん(水木菜花)のカレンダーでは4月は「動」。
動き回る4月。
この2日間でこぼれ落ちた作業をすませなければ。
だって水曜日には再び金沢に飛ぶんだもん♪


コメント
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