泡 盛 日 記

演劇人(役者・演出家)丹下一の日記です。

香港から――その3 ワークショップ初日

2012-04-06 22:55:43 | 丹下一の泡盛日記
爆睡して目が覚めて電車に乗る。
香港は今「ゴールデンウイーク」。
なので車内はがらがら。


人さまが働いているときに遊んで、遊んでいるときに働くのが。。。と考えつつ、いやいや、毎日「遊んで」生きてるのがわしらだよな、と。
亡くなった大学の先生は生涯「遊」を考えておられた。

歩きなれた道をJCCACへ。


このアートセンターについては何度も書いたので省くけれども、日本にあればいいのにねえ。


ワークショップは、めちゃめちゃ盛りあがって終了。
しかし、最初のソシオメトリーの段階で医学的に女性のはずの2人が「自分を男性だと思っている」とカミングアウトするんだもんな。。。さすがADAというか、何と言おうか:)

ランチは大好きな1階の茶館に通訳のTとスタッフたちと。
ベジタリアン用の蒸し餃子と大根餅、お茶。
写真撮るのも忘れてばくばく食べた。
だって久しぶりなんだもん。
デザートは、くこの実を使ったもので、なかなか美味しい。


17:30に無事初日を終了。
そして軽くサラダを食べつつ休憩。
ミッシェルとジャネットのユニットLa La Teamの新作「戦争・女人Ⅱ/W.W.2」のリハーサルをみる。
素晴らしかった。
2人ともプレイバックシアターでは素敵な役者だと認識していたが、特にジャネットがこれほどいい女優だとは思わなかった。
一緒にやってみたい、ぜひ。
もちろん作・演出も兼ねるミッシェルは大変だ。
彼女ももちろん素敵だった。
本番ではきっとはじけるんだろうなあ。。。

いったんホテルに戻りシャワー浴びる。
なんか炒飯が食べたくて近くのご飯屋さんに。
いつだったか厚揚げ豆腐ご飯が美味しかった。
炒飯、美味しかった。大満足。
お肉よけて食べました。


それにしても、夜の10時に一人で新聞だけ持ってやってきて、炒飯頼んでお茶飲みながら新聞読んでる。
単身赴任の日本人だと思われてるんかなあ。
まあ、4日間だけ似たようなもんか。

となりの兄ちゃんがちゃー麺食べてるので興味津津。
ついにこれなんていうの? と聞いてしまった。
今度はそれにしよう。

日中(9:30-17:30)はずっとワーク。
オフィシャルなディナーも組まれているところに「面会」依頼がいくつかある。
夜に一緒にお茶でも飲むかなあ。
ホーさんもエディーもあまり飲まないもんな。
そして、今や自分も。

明日が楽しみだ!
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香港から――その2 打ち合わせ無事終了

2012-04-06 07:15:06 | 丹下一の泡盛日記
昨日、スタッフが教えてくれたお粥+麺屋に行ったら、旨かった♪
なんせ「観光」に行く気が全くない。
今回は、きっと香港島にすら行かないだろう。
Tシャツがほしくて、ちむしゃあちゅいのジョルダーノ(まあ、GAPとかZALAみたいな店)に出かけたけれど、海さえ見ずに戻って来てしまった。
それでも一駅手前で降りて油麻地まで上海ストリートを歩く。
ここは料理用品を売る店の通り。
文房具屋でメモ用紙を購入。

ホテルのロビーでスタッフのMと待ち合わせ、コーヒー飲んでるところだったので、ちょっと付き合ってもらう。
事務局からオクトパスカード(パスモみたいなもん)と携帯電話を渡される。
オクトパスカードは自分のを持っているので必要なし(♪)。
携帯は、助かる。香港市内の通話だとiPhoneより安いはずだ。

一緒に広州までのチケットを買いに行く。
これも助かった。
これは彼らとは関係のないことなのだけど、当然のように助けてくれた。
ありがたい。

懐かしのオフィスで打ち合わせ。
このビルに何度来たことか。
ビルの壁にミッシェルとジャネットの次の公演の巨大なポスターが。

滞在中に稽古に立ち会う予定。
前回は送ってもらった台本に、勝手な助言をした。
ミッシェルは“すりすりハグ”をしながら「稽古見て何か言ってね」。

ここの1階にある茶館は香港の数ある茶館の中でも一番好きかも。
本番や打ち合わせに来たアーティストたちが使うのでその「気」が降り積もっているからかもしれない。
地下の劇場では、昨年1月に久しぶりに全裸になったのだ。
「今年の末に第2弾があるんだけど。。。」と打診されている。どうしようかな♪

すでに会場案内が。
これで「フィジカル シアター ワークショップ」の意。


打ち合わせでチームを組む通訳者のTと会う。
アートセラピーをイギリスで学んだとか。
めちゃくちゃ頭の回転が速い人で、相性はばっちりだ。
洋風の名前で呼んでいたら、最後に中国風のあだなを教えてくれた。
「TANと呼んでください」。
たまさんと中国文化との深いつながりがよくわかりました。なので中国風に「たん」って呼んでもらえると嬉しいです。
ちょっと驚いて「僕は若いころ先輩や友人たちから”たん”とか”たんちゃん”って呼ばれてたんだよ」。
なんか自分をよんでるみたいで不思議。

女人街の寿司屋で一人で晩ご飯。
シャワー浴びてぶっ倒れて眠る。爆睡。
目覚めると体も心も香港に着地している。
ホテルに帰って一人なのが寂しいけど、
(自分のワークショップの後、受講生たちは誰かと一緒にいたい気持ちが強くなるようになるが、自分もそうなってしまうので)
4日間、18人の心と身体をお預かりする。
責任は重大だ。
昨夜のように一人で悶々と考えるのが正しい姿勢。
ああ、これからの4日間が楽しみだ!
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