泡 盛 日 記

演劇人(役者・演出家)丹下一の日記です。

風邪にやられる

2007-05-09 14:31:15 | 丹下一の泡盛日記
 昨夜はお風呂にゆっくり入り、2時に寝た。7時前には娘2の朝ご飯のために階下に。かみさんはとなりで寝ている。
 半端じゃない鼻水が出ている。頭も痛いし熱っぽい。明け方からくしゃみして鼻かんでばかり。京都から帰りの新幹線の中、エアコンが効いていてちょっと寒かった。新横浜駅のトレイの鏡にうつった顔の青白さにやばいと思い、ゆっくり湯船につかり体を温めたんだが。

 朝ご飯、ちょっと手抜きでチーズハム・トーストとベーコンとキャベツ炒め。ANAのコンソメスープ。一応トーストにはバジルをふった。

 が、ちょっと限界。とりあえず横になって眠る。

 かみさんがちゅーちゅー訴えるので目が覚める。寝かせてくれよ、ほんとに。
 結局起き出して自分たちのご飯つくる。かみさんは冷凍してあったショートケーキをバリバリ食べている。甘いもの食べるといいから、というが自分は遠慮しておく。温そうめんとチャプチェ。かみさんも喜んで食べる。
 昼ごはん用に中華粥と麦茶を仕込む。ちょっと仕事。出かける用事はキャンセル。

 明日までに少し回復しておかないと週末が厳しい。土曜日は稽古だし、日曜日は茅野日帰りでワークショップと本番だ。

 ベッドの中ではゲッツ板谷の「ベトナム怪人紀行」。鴨志田さんとのコンビが面白い。時間とお金をつくってベトナムに行きたくなった。
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京都日帰りでプレイバックシアター

2007-05-09 01:42:38 | 丹下一の泡盛日記
 昨夜は、なんだか具合が悪く今日の京都公演に備えて早寝をしようとしたところ、娘2が「スクール・オブ・ロック」という映画を借りてきたので一緒に見ようという。
 前から見たかったものなので、かみさんと3人で見る。素直に楽しんだ。「サロメ」の高校生たちとこういうことをやりたいんだな。

 今日の娘2のお弁当はフランスパンのサンドイッチ。送り出して犬散歩。本番のある日の朝は、意識的に犬散歩に出かけるようにしている。かつての愛猫メーテルの移籍先のMちゃんが登校中。おはよう!
 見知らぬ中学生が声をかけてくる。多分こないだ転勤して行ったSさんちに越してきた家族。犬を通じて顔見知りが増えていく。そして今ではすっかり「村の住人」である。

 新横浜でメンバーと合流し京都へ。久しぶりの京都だ。駅からタクシーで立命館大学のホールへ。
 サンフランシスコから来たアルマンド・ボンガス氏と合流。初対面。

 彼はシスコを拠点にサイコドラマやプレイバックシアターで活動。そのスタートはアウシュビッツを生き抜いた人々を親に持つ子どもたちの心のケア。彼自身がアウシュビッツ2世。
 「アウシュビッツは2回行った」というと驚いていた。彼のお母さんはポーランドのウッジ出身。「おお! ウッジでは2回舞台をやっているぞ」
 ご母堂はフランスに移りレジスタンスとして活動。ナチに拘束されアウシュビッツに送られ、そこで生き抜いた。

 彼がコンダクターとなりアクターとミュージシャンをプレイバッカーズが担当する。今日のテーマは「心と体で感じる戦争」。

 しょっぱなから「ここは日本なのにお前はなんで英語で話してんの?」また「日本に謝れって言うけど原爆落としたアメリカはどうなんだ?」など怒りのメッセージがアメリカ人のアルマンドに。そんなこんなに一切の反論をせずに受け入れて、パフォーマンスで返していく。

 そして場が静かに変わり始め、出るべきストーリーが語られていく。自分の様々な体験はこの夜のためにあったのだと感じた。朝鮮動乱をナラティブVで語ったが、自分にとってはこのあたりの話は「常識」なので、なんの問題もない。

 最後はホットな拍手をいただいた。袖に引き上げてきたアルマンドは「Beutiful!」を連発。幸せな一夜となった。

 そして幸せを噛み締める間もなくタクシーに飛び乗り京都駅へ。わし京都に来て泊まりもせず、一杯も飲まずに帰るの初めてかも。これだけが心残り。いい店一杯知っているのに。。。

 
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