県営ため池等整備事業

朝陽地区水害防止
  対策委員会研修会と総会に出席

　７月１４日（火）は、朝陽地区水害防止対策委員会研修会と総会があり出席しました。
　この会は、私が会長経験者として顧問を勤めているため毎回ご案内を頂きますが、いつも他の行事と重なったため久々の出席でした。
　まず研修会では、現在北長池地区で工事が行われている県営ため池等整備事業の北八幡川から南八幡川へのバイバス工事について説明を受けた後、現地を視察しました。
　この工事は、都市下水の流入や溢水被害を防止するため全国のモデル事業として採択され、平成４年の第１期地区分の工事着手以来、下流の柳原幹線から南八幡川の拡幅が行われ、第三期工事として平成１９年度からバイバス工事が行われているものです。


　説明会では、県の説明に対し北八幡川からの水が南八幡川にカットされることについて、南八幡川の区から異論が出されました。
　千曲川合流部の排水機場の増設や流量計算等現在よりは安全度が増すと言われても、バイパスの合流部の構造や下流への流下能力など不安感を抱くのは、ごもっともな意見です。


　現地調査後行われた総会の席上、私からは「この地域は市の土地利用計画で将来は住宅地となっており、将来を見越した対策が必要。また、この地域は昔から水害に苦しんでおり、上流、下流の地域対立もあり、下流の柳原地区の皆さんのことを考えれば、下流へ流すだけでなく貯留する施策が必要である。先般県に対し南八幡川上流への遊水池の整備を求めたが、ため池等整備事業の対象にはならないとのことから、市に対して当会として整備をお願いしたい。」趣旨を述べました。
　これに対し市からは、前向きな回答がありました。
　今後も、地域の将来に向けた安心・安全の確保のため関係方面への働きかけを強めたいと思います。

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