我が家の家庭菜園はようやくタマネギの収穫時期を迎えますが、今年は「トウ立ち(=抽苔)」がかなり多いことに気付きました。
なぜかと言うと、タマネギは収穫時期が近付くと横に茎が倒れますが、とう立ちしたものは倒れず、先端に花の蕾ができるからです。
タマネギがトウ立ちしてしまうと、玉が大きくならないばかりか、芯が硬くなるにつれ、玉全体が硬くなってしまい食べれなくなってしまいます。
私は昨年の11月9日に友人から頂いた約6百本の苗を植えましたが、トウ立ちが多いことに気がつき畑を見渡すと、何と約1割以上がトウ立ちしていたのです。
これまでタマネギは、日常生活で良く使う野菜であるため、長い間栽培し続けて来ましたが、こんなに多くのトウ立ちが発生したのは初めてであり、大変ショックな出来事です。
そこで、今後、同じことが起きないように、私なりに調査し、その原因を探求することにしました。
様々理由があると思いますが調べた結果、私の今季の栽培方法に当てはまられると思われる原因は、以下の通りとなりました。
まず、昨年11月に友人から頂き植えた苗の大きさが妥当であったかどうかと言うこと。
調べると、タマネギは、ある一定の大きさに育った状態で、寒さに1か月~2か月当たると、花芽を分化させる性質があり、このため、あまり大きな苗を植え付けると、花芽分化の条件が揃うので注意しなければならないとのこと。
タマネギの苗は、大きさが20~30㎝くらいが最適とされていて、それよりも小さければ、思うように育たないとのことです。
また、苗が適正なものであっても、植え付ける時期が早すぎると、寒くなる前に大きく育ち、トウ立ちしやすくなるとのことです。
この点、確かに頂いた苗は例年より大きめでしたが、基準を下回っていたと思います。唯、何本かは超える苗を植えてしまったのかも知れません。
第2に、考えられるのが、暖冬による苗の想像以上の成長によるものです。
昨年の12月に苗を頂いた友人から、今年は暖冬が予想されるので、年内に1度飼料をあげた方が良いと言うアドバイスを頂き実施しました。
ところが、例年追肥を行っている2月末に畑に行ってみると、雑草がタマネギを植えた箇所だけ成長していて、やった飼料が暖冬のため雑草の成長を促してしまったと思いました。
しかし、この時期は寒かったため草取りはせず、追肥を行いました。
3月末となりタマネギの苗間の雑草を取るのに数日間を要し、苦労しましたが、取り終えた後、私は、冬期間雑草に飼料が吸収されてしまっているのではないかと思い、追肥をしてしまいました。
第3に、考えられるのは、雑草の発生による日照不足や雪不足による水不足です。
この点は、我が家の家庭菜園は雑草が多かったこと、苗の大きさが適正であったかどうか、飼料をやりすぎたことを踏まえ、他の生産している方の情報収集をし、同じ過ちを起こさないよう技術を確立したいと決意しています。
タマネギは、トウ立ちすると、開花するために養分を使ってしまい、球の肥りが、たいへん悪くなります。
そのため、私はトウ立ちの蕾を取り除き、トウ立ちしてしまったタマネギは、芯ができ硬くなりますが、硬い部分を取り除けば、食べることができるため、先日トウ立ちしたタマネギ全てを収穫して来ましたが、我が家のみで食べきれる量ではありません。
しかし、これから県内ではタマネギ収穫の最盛期を迎えるため、トウ立ちしたタマネギを欲しがる人もおらず、最後は、自宅で食べる以外は捨てるしかないと思っています。
我が家の庭にも咲いた真っ赤な薔薇の花
我が家の家庭菜園での今年のタマネギのトウ立ち騒動は、私にとって深刻な出来事であり、このことを教訓として今後、同じ過ちをしないよう挑戦して行きたいと思います。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます