たけちゃん活動・生活日誌

県議としての活動に追われてきましたが、引退後の生活の様子や、感じていることを発信しています・・・。

委員会の県外視察で鳥取県と島根県を視察しました。

2018年11月10日 | 長野県議会
 10月31日から11月2日は、私が所属する県民文化健康福祉委員会の県外調査が行われ、鳥取県と島根県を視察しました。
 視察先は、鳥取県が鳥取市内の社会福祉法人鳥取こども学園、同公立鳥取環境大学、島根県は安来市にある足立美術館と島根県庁での保健所の共同設置や医師確保対策についてでした。
 この内、私が特に注目したのは、明治39年に創設された鳥取こども学園が、「私達は、子どもたちを飯のためにする福祉屋にはなりたくありません。」との理念の基、歴史を重ねるごとに、時の課題に真摯に対応した結果、現在では14に及ぶ各種施設を運営し、きめ細かく対応しているということでした。子育て支援策としては、本来は国が行うべき姿でありと思い、学園の努力に敬服しました。
 公立鳥取環境大学は、2001年に鳥取市が設立した公設民営の大学としてスタートしましたが、入学希望が不振となったことから、2012年に鳥取県と鳥取市の共同設置する公立化が行われ、現在は環境学部と経営学部の2学科が設置されています。

 私は、長野県立大学整備に向けた取組の中で、過去にも公設民営から公設・公営にしたことに注目し視察したことがありますが、就職率など順調に推移しているようでした。

 足立美術館は、島根県安来市にありますが、同市出身の実業家、足立全康氏が長年にわたって蒐集した美術品をもとに、昭和45年に開館し、その後、「庭園も一幅の絵画である」という信念のもと庭園づくりにも力を入れ、アメリカの日本庭園専門誌が平成15年から実施している日本庭園ランキグで、日本1に認定されているので有名です。

 また、足立美術館は横山大観コレクションが有名ですが、日本庭園と日本画の調和は、美術館創設以来の基本方針とのことです。
 本県では信濃美術館の改築が本格化しますが、「日本庭園と日本画の調和」で世界的にも有名になった足立美術館を一度訪れたいと思っていましたが、今回、委員会として公式に訪問できたことを嬉しく思います。

 ただ、紅葉の時期が少し早かったことが、残念です。
 
日本ブログ村のランキングに参加しています。クリックしてご支援をお願いします。