3月9日(水)雨。朝は直接議会へ出向き、9時半~【議会運営委員会】。ここでは追加議案として互助会裁判に関する最高裁への「上告受理の申し立て」が出されました。
その後は10時~本会議が開催され、上の追加議案の上告期限が3月11日となっているため、最優先で取り扱うことになり、上告費用(約135万円)の補正予算も加えて本会議質疑→総務常任委員会(私はその委員長でした)での審議を行い賛成多数で上告することになりました。
本件議員等資料を精査している者にはその経緯が分かると思いますが、一般の方々には何のことかさっぱり分からないことだと思います。また、少し理解している人でも、最初は裁判所が「職員が税金を山分けしたのだから返しなさい」と言っていたのが、今回は裁判所が「市の請求に払う必要はない」と言っている様に解釈できそうで、いったいどうなっているのか理解に苦しまれているのではないと感じます。
少し詳細に説明させて頂くと、「”互助会”という職員さんが構成する団体が税金を山分けした職員さんにその返金を求めることは妥当」だが、「互助会に代わって”高砂市”が請求することはおかしい」ということになり、高砂市の主張は「互助会に代わって請求することはおかしくないはず」というものです。
今後この判決がどう出るかは、数カ月後か、数年後かも定かではないのですが、「市が請求することはおかしい」との判決が出た場合は、これまで返還してくれている方々に対する対応も含め本当に泥沼になっていくことが懸念されます。
午後からは当初の予定通りの一般会計当初予算の審議に戻り、⑦商工費、⑧土木費、⑨都市計画費の審議が行われました。
色々なことが審議されたのですが、私が問題にしたのは、「ブライダル都市の看板架け替え予算」について、何故これ程色褪せ、見えなくなるまで放置していたのか?高砂市は「住んでいる人に誇りを持ってもらえる街」を目指しているはず。それであるならば、せめて年に1回でもいいから、自分達が市内に出している看板や地図等々の状況を確認することを仕事の仕組みの中に組み込むべきではないかということ。
この様に仕組みを変えないと、こんな単純なことで、毎日職員さんが見ている「看板」ですら「誇りを持てるレベル」には変化できないと主張しました。
明日一般質問ですので何もなく、明後日は再び一般会計の予算審議になるので、そこでは「折角完成した新図書館前の緑化エリアに何故か芝生や土ではなく、土色のビニールシートが敷かれているのか(事前調査では草の管理に手が回らない為)、また同様のシートが市の池公園の花壇にも敷かれているのか?その理由を確認の上、改善を求めたいと考えています。
こんな些細な事の一つ一つのことが普通に出来なくて「住んでいて誇りがもてる街」になれとは思いません。昨日会社の先輩からJRの吊り広告にこんなのがあったとメールで送られてきました。
「暮らしていいね!」って本当に思って頂ける様に、日々の街のあり方、制度等を一丸となって変えていかなければなりません。一生懸命それに向かって取り組んでいる職員さんも沢山おられます。
「微差は大差」この思いで明後日も細かいことの改善を求めて質疑します。