たかお治久の活動報告

高砂市議会議員/たかお治久の活動報告

誇りある街に向かって、一丸となって

2016-03-09 22:36:04 | 決意

 3月9日(水)雨。朝は直接議会へ出向き、9時半~【議会運営委員会】。ここでは追加議案として互助会裁判に関する最高裁への「上告受理の申し立て」が出されました。

 その後は10時~本会議が開催され、上の追加議案の上告期限が3月11日となっているため、最優先で取り扱うことになり、上告費用(約135万円)の補正予算も加えて本会議質疑→総務常任委員会(私はその委員長でした)での審議を行い賛成多数で上告することになりました。

 本件議員等資料を精査している者にはその経緯が分かると思いますが、一般の方々には何のことかさっぱり分からないことだと思います。また、少し理解している人でも、最初は裁判所が「職員が税金を山分けしたのだから返しなさい」と言っていたのが、今回は裁判所が「市の請求に払う必要はない」と言っている様に解釈できそうで、いったいどうなっているのか理解に苦しまれているのではないと感じます。

 少し詳細に説明させて頂くと、「”互助会”という職員さんが構成する団体が税金を山分けした職員さんにその返金を求めることは妥当」だが、「互助会に代わって”高砂市”が請求することはおかしい」ということになり、高砂市の主張は「互助会に代わって請求することはおかしくないはず」というものです。

今後この判決がどう出るかは、数カ月後か、数年後かも定かではないのですが、「市が請求することはおかしい」との判決が出た場合は、これまで返還してくれている方々に対する対応も含め本当に泥沼になっていくことが懸念されます。

 午後からは当初の予定通りの一般会計当初予算の審議に戻り、⑦商工費、⑧土木費、⑨都市計画費の審議が行われました。

 色々なことが審議されたのですが、私が問題にしたのは、「ブライダル都市の看板架け替え予算」について、何故これ程色褪せ、見えなくなるまで放置していたのか?高砂市は「住んでいる人に誇りを持ってもらえる街」を目指しているはず。それであるならば、せめて年に1回でもいいから、自分達が市内に出している看板や地図等々の状況を確認することを仕事の仕組みの中に組み込むべきではないかということ。

 この様に仕組みを変えないと、こんな単純なことで、毎日職員さんが見ている「看板」ですら「誇りを持てるレベル」には変化できないと主張しました。

 明日一般質問ですので何もなく、明後日は再び一般会計の予算審議になるので、そこでは「折角完成した新図書館前の緑化エリアに何故か芝生や土ではなく、土色のビニールシートが敷かれているのか(事前調査では草の管理に手が回らない為)、また同様のシートが市の池公園の花壇にも敷かれているのか?その理由を確認の上、改善を求めたいと考えています。

こんな些細な事の一つ一つのことが普通に出来なくて「住んでいて誇りがもてる街」になれとは思いません。昨日会社の先輩からJRの吊り広告にこんなのがあったとメールで送られてきました。

  「暮らしていいね!」って本当に思って頂ける様に、日々の街のあり方、制度等を一丸となって変えていかなければなりません。一生懸命それに向かって取り組んでいる職員さんも沢山おられます。

 「微差は大差」この思いで明後日も細かいことの改善を求めて質疑します。

 

 


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不妊治療とbiological limit

2016-03-09 06:22:31 | 政策

 3月8日(火)、久しぶりに会社に顔を出し、早々に議会へ。議会では10時~高砂市議会3月定例議会にて前日に続き本会議質疑が行われ、終了したのは午後7時寸前となりました。

 昨日、これだけの時間をかけて進めたのは、平成28年度一般会計予算の③民生費に始まり④衛生費⑤労働費⑥[農林水産業費]。本日以降にも商工費や土木費、都市計画費に教育費、消防費等々を残している上に、他の会計(国民健康保険、介護保険、後期高齢者医療保険、上下水道、工業用水、市民病院等々)を残し、更に昨日最後に確認された「互助会裁判の最高裁への控訴」について本日(9日)一番で追加提案されることになった(正式には本日の【議会運営委員会】で決定)だけに、これだけでも相当な時間を要すると考えられ、当初の予定で計画していた9日までに本会議質疑を終えるというスケジュールはかなり厳しいのではないかと思われます。

 昨日も様々な当初予算事業について質疑されました。学童保育の手狭な環境、子育て支援センターの開館状況、不妊治療助成、梅井保育園の子ども園化に伴う既存幼稚園の閉園に対する地元説明のあり方、2市2町共同運営の夜間救急センターに対する加古川市の取組への高砂市の考え方、鳥獣被害に対する対応、ため池管理のあり方、等々。

 それぞれに大切な質疑がなされましたが、ここで少し記載したいのは、不妊治療に対する助成の件。

 今回高砂市は不妊治療者に対し、上限10万円の補助金を出す(案)が提案されてきています。(年齢制限(43歳迄:詳細規定あり)と所得制限730万円未満(夫婦の年収で約1020万円迄位)があります)。この事業に対しては体外受精では国も上限30万円(これまでは15万円)、兵庫県は5万円(新年度から)とそれぞれの規模で助成金が出されることになりました。

ここで話題になったのが、年齢制限。これを設けている理由は不妊治療を行う母体への健康上の理由と加齢による妊娠確率の低下の状況。英語では、本で見たのですが「生物学的妊娠の適齢期」を[biological limit]と表現するらしく、”limit”という言葉が使われています。

 また身近な人にもいた不妊治療の状況を聞いていると、不妊治療を止める決断はかなり厳しいものと思います。

不妊治療への助成は(会派要望でも出していたのですが)必要と考えますが、母体への影響を考えれば自治体として無制限に助成金を出して奨励することはやはり避けるべきと考えます。

 昨日、議会終了後、予約していた上に1時間遅らせてもらい行った散髪にてスッキリ。さあ今日も頑張っていきたいと思います。


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