たかお治久の活動報告

高砂市議会議員/たかお治久の活動報告

自治体間の補助合戦を懸念

2016-03-07 22:04:17 | 議会報告

 3月7日(月)、朝は9時半~【議会運営委員会】、そして10時~は高砂市議会3月定例議会にていよいよ平成28年度一般会計当初予算の質疑が始まりました。

 総額340億円規模の一般会計ではありますが、いわゆる社会保障関連にあたる扶助費や借金の返済等も多く、自由に使えるお金は全体の1割にも入らないといった形で、結局殆どの事業は起債(借金)により進められることになります。

くしくも本日の神戸新聞(朝刊)にもこの件に関わる高砂市の中期財政計画が掲載されておりましたので、ご覧になられた方も多いと思いますが、添付させて頂きます。

 

 本日の一般会計当初予算質疑では、先ず人件費が質疑され、それに続いて議会費、総務費と進められたのですが、人件費では残業のあり方等が問われました。

 そして、総務費では、研修のあり方やその活かし方、証明書等のコンビニ交付、交通安全対策、自転車に対する道路インフラの整備、市が開発した牛谷団地の落石防止対策、公共施設等総合管理計画等々、様々な予算案について質疑が行われました。

また他には新婚世帯への、所得制限を設けた上での家賃補助や引っ越し費用補助等もありました。

ここで気になったのが、無い袖を振りながら自治体間で、補助金合戦になり、あの自治体(例えば加古川や姫路や明石等)が○○の補助金を○万円、○年間するから、それを上回る補助条件を提示しないと負けるといった形で、次から次と補助金が出されていくことです。

首長としては出したい所ではあると思いますが、各自治体が共倒れにならないかも心配しますし、競争の世界を脱しての優越性を確保できる特徴ある自治体運営で出来ることが理想ですよね。

何がベストなのか、そう簡単に「これだ」と思える訳ではありませんが、それだけに日々の行政執行には心のこもった運営を求めたいと思います。明日にはそのあたりを問いたいと思います。

 

 

 

 

 


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