たかはしけいのにっき

理系研究者の日記。

Styles Of Beyond

2012-07-24 02:18:46 | Weblog
 何か凄まじい最終目標があっても、自分が未だまったく持っていない、でもその目的に非常に即した能力をどうにか自分のものにして、とにかくその最終目標を達成させてやろう、っていう意志や執着心が感じられない人が多い気がする。

 それが、そうであってはいけない場所である、研究の場、つまり研究に携わっている人間にも感じるから、ホントに驚き。もっと言っちゃえば、そんな研究室や研究グループ、研究チームは、税金の無駄使いだと思っている。
 だからぶっちゃけ、仕分けされても仕方ないよね(笑)。一般ピーポーに研究の重要性を語れないなら、それは無駄だって思われても仕方ないもん。研究は2位じゃダメだけど、2位でもイイんじゃね?と思われる説明しかできない理系にも問題があるのだ。

 結局、研究にも分野や領域がある。これは俺だけが思うのかもしれないけど、単純に、分野や領域を気にして、自分自身の最終目標を達成しようと試みないのであれば、大学院(修士課程を含む)なんて来ないで、就職した方がコスパがイイと思う。
 だけど、社会に出る勇気も無いCグループで成績だけは良かったヤツが、仕方なく大学院に行くから、ノリが悪いヤツが残るし(他人のこと言えないけど(笑))、大学院ってのは暗くなるし、病的にすらなっている所も少なくない。

 研究のための研究、みたいな感じなら、そりゃそこで予算を払っている場合じゃないよね、日本の現状として。もっと研究とは遠い場所に位置している、教育側に予算をあてるべきだと俺は思う。

 『だって、こういうことが、この場所の特色だって売ってるのに、全然みんなしないですよね。まぁ、してるうちらも、1部リーグに勝ててる気はしないですけど。』
 「いやー、私たちは全然勝ってるでしょ、1部リーグに。訊いてみな?笑」

 冗談でも、ノリでも、流れでも、そう言ってみたり、言われてみたりすると、少しずつ、どんどん、やりがいが芽生える。

 この知見を通じて、俺は、研究とは別の違う系へ考え方をトランスファーさせないといけないし、そこからが本当の勝負。
 だって、俺(ら)が秀でていると思っている、分野を考慮しない、とにかく目的に即して、能力をつけようとするし、今できることをし続ける、ってスタイルは、実はやろうと思えば誰でも出来ること。海外に出ていけば、当たり前のことだと思うし。

 俺自身が、本当に特色を持って出来ることとしては、研究世界や研究内容で得られた知見を、研究以外の場所で還元することで、それこそがオリジナリティーを発揮させながら食っていく、唯一のヒントであると思っている。 
コメント
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