Days of taco

やさぐれ&ヘタレtacoの日常と非日常

情けない週末

2014年05月18日 | 日々、徒然に

ポール、国立競技場の来日公演、

ウィルス性炎症(具体的には症状はわからず)のため、

医師から絶対安静を言い渡され、昨日と今日の公演は中止。

昨日の公演の振り替え日だった明日の公演も併せて中止のアナウンスが。

 

それにしても、昨日、

期待に胸を膨らませて国立に向かったのだけど、

千駄ヶ谷の駅に着いたとたん、中止のアナウンスが流れてきて、

ライブに向かう人たちの悲鳴があちこちで上がっていた。

遠方からこの週末を利用して来た人も多いだろうに。

だからといって、無理を押してポールに演ってもらうわけにもいかず。

 

武道館と大阪の公演は行われる予定だけど、どうなるのだろう。

なんともモヤモヤした気分が拭えない週末となってしまいました。

 

 

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Paul On The Run

2014年05月17日 | 日々、徒然に

うっうっうっうっ…(←泣いている)。

 

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娘ごころを渡世にかけて

2014年05月16日 | 日々、徒然に

鈴木則文監督が亡くなったという。

享年80。そうなのか。いつ亡くなってもおかしくない

年齢だったのかと。

 

則文監督と言えば、

なんといっても「トラック野郎」だろう。

エネルギッシュで下品で、すこぶる面白いシリーズなのは

周知の通りだけど、近年とみに評価が高く、

関連書籍もたくさん出ているほどで、則文監督のステータスもうなぎ登りだった。

「徳川セックス禁止令 色情大名」「エロ将軍と二十一人の愛妾」といった、

東映ポルノ路線の代表的存在だったことも、今ではリスペクトの対象となっている。

ただ、それは本当にここ10年ぐらいの評価であり、

もっと早く評価すべき監督だったと思う。

ヒット作をたくさん手がけた監督だったけど、現役当時、評論家筋には

まったく無視されていたと思う。リアルタイムで評価していたのは蓮實重彦ぐらいだったような。

 

ともあれ、面白い映画をたくさん撮ってくれた監督で、

個人的には、藤純子の任侠シリーズ「緋牡丹博徒」の産みの親(脚本)として、

則文監督の名前は決して忘れることは、ない。

加藤泰監督の「お竜参上」「花札勝負」も名作だけど、

本人が監督した「一宿一飯」も、お竜さんが背中の緋牡丹の刺青を露わにして、

女の幸せを犠牲にして渡世に賭けようとする、

そのシーンの美しさ、そして哀しさ。絶品でした。

 

皮肉だけど、亡くなったことで、

今後さらに評価が高まることだろう。

生前、監督と呼ばれることすら嫌がって、

俺は裏方だからと言ってはばからなかったと聞く。

そんな則文監督、今ごろ、天国で苦笑しているかもしれないな。

映画は楽しければいい。馬鹿だなあと笑ってそれでいいんだけどなあ、と。

 

 

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愛こそすべて

2014年05月14日 | 映画など

ジム・ジャームッシュ監督

「オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ」を見る。

吸血鬼のカップルの、これはラブストーリーか。

倦怠期の夫婦が、お互いへの愛を再確認する映画とも読み取れるような。

吸血鬼とはいっても、

夜な夜な人の生き血を求めて彷徨うような時代ではないらしく、

病院でこっそり血清を買ったり、同じ吸血鬼の長老から

レアものの血を譲ってもらったりする主人公たち。

さすがに太陽の光は苦手らしく、明け方寝て、夕方、陽が沈んで起きるという生活。

どうやって生活の糧を得ているんだろうと思いながらも、

スマホは持ってるし、ヴィンテージものの楽器をコレクションしたりしている姿は、

いつまで経っても大人になれない、ひきこもりのカップルを描いているようだ、

というか実際そんな映画なのである。

 

その現実感の無さ(吸血鬼だし)をベースにしつつ、

ダラダラとした日常を味わう不思議な映画体験は、

いかにもジャームッシュらしいというか。

この監督、もう還暦を過ぎているんだけど、ずっとこんな

サブカルな映画を撮り続けているところに感服する。

ふつう、人として成熟して、人生を感じさせるような映画を撮るだろうに。

って、これは褒め言葉です。

現実から引き離してくれる映画は、それだけで優れた映画だと思うし。

いつまでもこんな映画を見せてくれることを希望します。

 

 

 

 

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新宿、最後の砦

2014年05月13日 | 日々、徒然に

ポール武道館のショックが冷めやらぬ中、

新宿歌舞伎町にある映画館、ミラノ座閉館のニュースが。

これで歌舞伎町のあの界隈に映画館は皆無となってしまう。

いろんな映画館がなくなっていくのを見てきたけれど、

ミラノ座がなくなるのは、さすがに寂しい。

千人規模で映画を見るような時代ではないということか。

そうは言っても、ここしばらくミラノで映画は見ていなかったなと。

「エヴァ」の新作を見に行くぐらいだったような。

ミラノ会館には、ミラノ座以外にもあと3つ映画館があるけれど、

どれも思い出深い小屋だったな。でも、もうずいぶん行ってない。

 

ミラノ座(今のミラノ1)で見た映画でいちばんの思い出は、

「ブレードランナー」の初公開のときだ。

当時、まったく話題にならず、

あの広い小屋で見ていた客は数人だったと記憶している。

閑散とした中で、めくるめくような映画体験だったのだけど。

 

地下の新宿東急(ミラノ2)でもたくさん映画を見たが、

学生時代の友人たちと酒を呑んで、

次の日、二日酔い状態でみんなで見に行った

ジョージ・A・ロメロの「死霊のえじき」。

ゾンビ映画の最高峰の一本で、

二日酔いの頭痛がさらにひどくなったのを覚えている。

 

名画座ミラノ(ミラノ3)で見たので覚えているのは、

カルロス・サウラの「血の婚礼」。

とある女の人と見に行く約束をしていたのだけど、

見事にすっぽかされて、ひとりやさぐれて見た記憶が。

なにがフラメンコだ。しゃらくせえ。

 

あとミニシアターのはしりとも言える、シネマスクエアとうきゅう。

ここでもたくさん見たけれど、

とある女の人(上の人とは違います)と見た、

メリル・ストリープ主演の「シルクウッド」が印象に残っている。

原発作業員の主人公が、いつのまにか被爆してしまうストーリーで、

今見ると、かなりキツイ内容だと思うけれど、

そのときも重くて重くて、映画館を出ても沈みっぱなしだったなと。

 

そんな悲喜こもごもの思い出が詰まったミラノ会館。

新宿で酒飲んで、電車がなくなったら、

とりあえずあそこでボーリングをしていたような。

 

年内いっぱいは営業するらしいので、

最後に何か見に行こうかな。

「エヴァ」の新作は間に合いそうもないけれど。

 

 

 

 

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見知らぬおっちゃん、そして冷やし中華への想い

2014年05月12日 | 冷やし中華に愛をこめて

「こんにちは~」

 

仕事場を出て、書店に行こうと思った矢先、

すれ違った人からいきなり挨拶されてしまった。

相手が一瞬誰なのか、わからなかったのだけど、

約1秒後、いつもお世話になっている整体の先生であることに気がついた。

整体院で白衣を着用している先生の姿しかイメージにないので、

判別できなかったのだろう。

 

たまにこういうことがある。

先日も、仕事場近くの路地を歩いていたら、

向こうからやってきた、強面のおっちゃんに「こんちわ」と挨拶されたのだ。

そのときはこちらも曖昧に挨拶をしたのだけど、

そのおっちゃんが誰なのかを思い出したのは、数時間経ってからだった。

「中華屋のおっちゃんだ」

そう、仕事場から歩いて3分ほどのところにある、

それはそれはやさぐれた中華屋のおっちゃんだった。

 

もう何年もあの店には行ってないのに、

どうしてこっちのことを覚えているんだろう、と。

常連というほど行ってなかったし、

酒飲んで粗相をした覚えも、ない(当たり前だ)。

 

そろそろ冷やし中華の季節だし、

久々に行ってみようかと思ったが、一瞬で否定。

なぜかというと、あそこの店の冷やし中華、

それはそれは不味いんである。

そういうところは記憶が強烈だ。

どうやら脳味噌より味覚のほうが、記憶力が上である。

 

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信者のチケット代

2014年05月11日 | 信者Nの憂鬱

信者O え、Nさ~ん、た、大変ですよ~!!

信者N おや、O君じゃないか。どうしたんだい、そんなに慌てて。

信者O これが慌てずにいられますか! ぽ、ポールが!!

信者N ポール? ああ~もうすぐ来日だよね~楽しみだなあ~

    「しあわせの予感」とか演ってくれるといいんだけどね~うふふ。

信者O なにが「うふふ」ですか! あのですね、決まったんですよ、武道館!

信者N なんじゃと! ついに武道館公演が決まったんか! 

    めでたいのお、早くチケットを押さえんとのお。

信者O え、Nさん…チケット代知ってるんですか?

信者N チケット代? まあ東京ドームとは違うけんのお。多少高うても

    我慢のしどころじゃ。ふふふ。こんなこともあろうかと、

    ワシはこっそり500円玉貯金をしとったんじゃ。もうすぐ2万ちょっとに

    なるところじゃけん、まあ大船に乗った気分でおらんかい。

信者O なにが2万ですか! こ、これを見てくださいよ!(と、武道館公演の詳細を見せる)

信者N Oよ、おぬし、2万も都合できんのか? ふっふっふ、堕ちたのお。

    ワシのように小さなことからコツコツやらんかい(by西川きよし師匠)と

    あれだけ言うとるのに、修行が足りんのお~。

    まあ、やりくりすれば2万5千円ぐらいなら出せるからのお、

    5千円ぐらい都合しちゃるけん、安心せいや(と、詳細を見る)

信者O Nさん…。

信者N どれどれ…ほほお。席によって値段が違うんじゃのお。アリーナ席が10万円。

    S席が8万円、A席が6万、B席が4万…。

信者O ひい。え、Nさん…。

信者N おい、O、ワシはF席ぐらいがええんじゃ。1万2千円ぐらいだと思うんじゃが、

    ここには書いておらん、どういうことじゃ、あん?

信者O F席なんかないですよ…もちろんD席もE席も…。

    B席の4万円がいちばん安いんです…。

信者N なんじゃと! これはいったいどういう了見じゃ!

信者O 知りませんよ! 僕だって行きたいですよ、武道館!

    なんてったって48年前のビートルズ公演以来ですから、そりゃ行きたいです!

    でも、でも最低でも4万なんて…ううう(泣く)…。

信者N …殺(と)ったる…。(カチャッ、パラパラ…)

信者O ああっ、Nさん、右手に持っているのは拳銃(3Dプリンターでコピー)で、

    左手に持っているのはサリンジャーの

    「ライ麦畑でつかまえて」(村上春樹・訳)じゃないですか!

信者N おうよ、ジョンを殺(と)ったマーク・チャップマンの再来じゃあ! 

    なにが10万じゃ、なにが4万じゃ! ぼったくりにもほどがあるじゃろ!

信者O 確かにそうです! 今度の国立競技場で1万7千500円ですから、それでも

    高いのに、ひどすぎます!

信者N Oよ、お主もそう思うんなら、一緒に殴り込みじゃあ!

信者O 暴力はいけませんよ! でも、どこに殴り込みに行くんですか! 

信者N リバプールに決まっとるじゃろ! じゃが安心せい! 命までは取らん! 

    このマーク・チャップマンの格好で脅せば、ポールは縮み上がって、

    ワシらにF席を用意するはずじゃけん。

信者O そんなことするわけないじゃないですか! そもそもポールはリバプールにいないし、

    チケットの値段を決めてるかどうかもわかりませんよ!

信者N アホンダラ! お主は忘れたんか! ワシらは高いチケット代を工面するために

    どんだけ苦労してきたというんじゃ! 喰いたいモンも喰えず、

    ひたすらカップ焼きそばばかり喰って、チケット代を貯めたワシらの苦労を

    体で教えてやるんじゃ! ポールに焼きそば喰わしちゃる!

信者O 僕は焼きそばそんなに喰ってないですよ! 

    Nさん、そんなことしないで、おとなしく国立競技場でポールを見ましょうよ!

信者N Oよ、いつからお主はそんなくされ外道に成り下がったんじゃ! ここは

    ポールを血祭りにして、「しあわせの予感」か「ゲッティング・クローサー」を

    国立で演るように直談判するんじゃあ!

信者O Nさん、言ってることが支離滅裂ですよ! 

信者N いいからそこ、どかんかい!

信者O ダメです! いいじゃないですか10万。お金と暇のある人だっているんですから、

    そういう人のためにポールが武道館で演ったっていいじゃないですか!

信者N Oよ、お主はもう、ワシの敵じゃ! 

    ストーンズの武道館公演は2万もしなかったのを覚えておらんのか!

    このあいだのディランは、あんな小さなハコで1万5千円じゃったのに!

信者O 確かに高いですけど、仕方ないんですよ、もう決まったことですから!

信者N お主、どうしてもそこをどかんと言うのか?

信者O どきませんよ! どうしてもというなら僕を殺(と)ってからにしてください!

信者N Oよ、ええ度胸じゃ。お望み通り殺(と)ったるわい! うりゃああああっ!

信者O ぎゃああああああああああっ。

 

 

 

 

 

    

    

 

 

    

    

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見世物でなぜ悪い

2014年05月10日 | 映画など

アルフォンソ・キュアロン監督「ゼロ・グラビティ」を見る。

映画は見世物だと言うけれど、

確かにこれまでに見たことのないものを見せられると、

単純に驚くし、感動するわけで、

そういう意味でこの映画、すごい見世物である。

 

 

出演はサンドラ・ブロックとジョージ・クルーニーだけ。

ロシアが自国の人工衛星を破壊、その破片が二人の乗るスペースシャトルを襲う。

シャトルは大破。宇宙に放り出された二人は

近くを飛行するISSに向かうが、果たして無事に帰還できるのかという、

いたってシンプルなストーリー。上映時間も91分とタイト。

 

宇宙空間の、まさにゼログラビティな状態で

体がぐるぐる回るサンドラ・ブロックを見ていると、こちらまで

目が回って酔っぱらってしまう。

いろんな意味で、足が地についていないことによる不安感が

これまでにないサスペンスを生むのだろう。

 

ISSにたどりついた二人に、再び破片が襲いかかり、

スローモーションでISSが破壊されていく場面は、

たまらなく残酷で美しい。お見事。

 

 

 

 

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なまっちろさはつづく

2014年05月09日 | 満身創痍な

人生もなまっちろいが、

体調もなまっちろい。

GW中もまともに休まなかったし、

さすがに体がボロボロになっている模様。

胃痛と腰痛と、あと妙にクシャミが。

でも花粉症じゃないぞ、ないったらない。

と自分に言い聞かせながら、もう何年目になるだろう。

 

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なまっちろい人生

2014年05月08日 | 日々、徒然に

ようやく今月発売の雑誌記事の目鼻がついてきたけれど、

6月発売の本の進行状況が今ひとつで、戦々恐々。

さらに、定期モノの印刷物の原稿もまったなし。

秋に締切の3冊セットの本も本格始動。

 

と、なんだか毎回同じようなことを書いているけれど、

こんな感じがここしばらく続いているのだから仕方がないのです。

取材や打ち合わせで外に出ることもあるけれど、

最近はデスクワークが多く、なまっちろいこの体が、

さらになまっちろくなってしまうではないか。

おまけに焼きそばなどを食しているから、なおのこと、だ。

 

 

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