Days of taco

やさぐれ&ヘタレtacoの日常と非日常

見世物でなぜ悪い

2014年05月10日 | 映画など

アルフォンソ・キュアロン監督「ゼロ・グラビティ」を見る。

映画は見世物だと言うけれど、

確かにこれまでに見たことのないものを見せられると、

単純に驚くし、感動するわけで、

そういう意味でこの映画、すごい見世物である。

 

 

出演はサンドラ・ブロックとジョージ・クルーニーだけ。

ロシアが自国の人工衛星を破壊、その破片が二人の乗るスペースシャトルを襲う。

シャトルは大破。宇宙に放り出された二人は

近くを飛行するISSに向かうが、果たして無事に帰還できるのかという、

いたってシンプルなストーリー。上映時間も91分とタイト。

 

宇宙空間の、まさにゼログラビティな状態で

体がぐるぐる回るサンドラ・ブロックを見ていると、こちらまで

目が回って酔っぱらってしまう。

いろんな意味で、足が地についていないことによる不安感が

これまでにないサスペンスを生むのだろう。

 

ISSにたどりついた二人に、再び破片が襲いかかり、

スローモーションでISSが破壊されていく場面は、

たまらなく残酷で美しい。お見事。

 

 

 

 

コメント (2)
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