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Days of taco

やさぐれ&ヘタレtacoの日常と非日常

どんな味かは秘密

2006年10月21日 | 呑んだり喰ったり
昨日、自宅に帰る電車の中。
仕事場のPC関係のメンテをお願いしているYさんと一緒に帰る。
Yさんは僕のブログを見てくれていたので、

「ブログにあげるネタ、どれがいいですかね?」
と、デジカメに入っている写真を見せながら聞いてみた。
そしたら、

「いかにも仕事してます、って感じの写真がいいんじゃない?」
と言われた。

「あるいは、キレイな写真とか。
この間の北海道の写真、もっといいのがあったんじゃないの? 
なんで北海道に行ってまでわざわざカップ焼きそばの写真をアップするの?」
とも責められた。

「間違っても、変な食い物の写真をアップするのはねえ…」
とはっきり僕を見て言うのだった。

わかりました。そこまで言うなら、秘蔵の写真を公開しましょう。



鎌倉で喰ったとんかつチャーハンである。
チャーハンの上にとんかつが乗っている。
…と思う人は甘い。修行が足らない。

ここでのとんかつは、
卵とかシーフードとかタマネギの刻んだのとか。
そうした具とまったく同じ扱いなのだ。
つまり、スライスしたとんかつが
他の具と一緒に炒められているのだ。

よくピラフの上にとんかつが乗っているものがあるが、
あれとはコンセプトが違う。
とんかつという、ステイタスが比較的上と見られている食材を、
敢えて他のシモジモの具と一線上に並べ、
チャーハンの具のひとつとして炒められているという現実。
その現実に驚愕した僕だった。

とんかつだって、タマネギだって同じ食材じゃないか。
平等なんだ、というきわめて民主的なメニュー、
それがとんかつチャーハンだ。

で、肝心の味なのだが…。
それは僕に会ったら聞いてください。
こと細かく教えてあげます。

Yさん、すみません、またこんなネタやっちゃいました。
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今は、この喜びに浸るだけ

2006年10月21日 | ささやかな幸せ
出来た出来た。
I君初の著作が出来た。
足かけ2年の労作が、ようやく世に出ることになる。
題して「スター★のど自慢」。


「スター★のど自慢」池田英樹・著

ハリウッドスターを中心とした人たちが出したCDを
168枚もの詳細なレビューで紹介したディスクガイドだ。
映画が好きで、音楽、特にアメリカンロックが好きな
I君ならではの本と言える。

たぶん、空前絶後。こんな本はない。
ラッセル・クロウやケヴィン・コスナー、
ビリー・ボブ・ソーントンやジェフ・ブリッジスなどの
歌う俳優たちへの愛情と慈しみ。そしていくばくかのツッコミ。
──そんな本です。

そんなわけで、今日は宣伝モード。
本が出来ると身が引き締まる。
編集者は、本を作るまでが仕事ではなくて、
本ができてからが仕事だと思う。
そんなことを思いながら、今は出来上がった本を見て
にやにやしているのだが。



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これが幸せというものかも

2006年10月19日 | ささやかな幸せ
慌ただしく、今日も取材日。
ラッシュの予感、というかピークである。

今日、取材をしたその人は、はにかみながら、
最近生まれた娘さんの話をしてくれた。
その嬉しそうな顔を見ていたら、
いつものやさぐれた気持ちが和らいできた。

人の笑顔は、やはり、見ていて飽きない。
邪気のない笑いができる人は羨ましい。ほんとに。
腹が黒いと、絶対に笑顔に出る、というのが僕の持論だ。

実際、僕も腹を黒くしていると、
笑顔がぎこちなくなる。
そんな生き方はなるべくしたくないけども…。
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お礼を言われると恐縮する小心者

2006年10月19日 | 日々、徒然に
今日は、L編集部の企画会議に参加。
毎回ライターさんたちが集まり、
各自、いろんな企画を持ち寄るのだが、
そんな人がいたのか。
そんな切り口があったのか。
などなど、刺激を受けることの多い集まりだ。

今日もライターさんたちの個性が
良く出ているネタが連発。
ものすごい大物を取材する、という話も出て、
実現したら凄いというか空前絶後だと思う。
そんな編集部に参加できるのも、面白い。

仕事場に戻る途中、TUTAYAに寄って、
『インディアンランナー』のDVDが売ってないか確認する。
二本で2500円という感じで
たたき売りされてそうな気がしたが、無かった。
無いと、さらに見たくなる。

明日締切予定の原稿を仕上げてメールで送ったら、
担当さんから二度もお礼を言われてしまった。
ちょっと照れる。

明日は6時半起きで取材。
スプリングスティーンを聴いて、寝よう。
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ハイウェイあってこそのロック

2006年10月17日 | たまには音楽でも
トム・ペティというロックシンガーがいる。
キャリアはもう30年になろうとしている。
僕は、この人の曲が好きだ。
心地よいが、詩はシニカルで、
世の中を憂えながら、シャウトし、
訥々と歌う姿は、やんちゃだけど
さりげなくて渋いんだな。
そんなオトナになりたいなと思いながら聴いている。

 Tom Petty "Highway Companion"

いつものトム・ペティ&ハートブレイカーズではなく、
ソロ作としては3作目。いつものトム・ペティらしく、
さりげなくロックで、さりげなくバラードで、
さりげなくシャウトして、さりげなくメリハリが利いてて、
力があまり入っていないのがいい。
2曲目の"Square One"の滲み具合といったら、ない。

ライナーにも書いてあったが、
「ハイウェイ」というものは、映画やロックにとって
欠かすことのできないものだ。
ハイウェイあってこそのロードムービーだし。
ロードムービーには大抵、ロックが流れるものだから。

ブルース・スプリングスティーンの『ネブラスカ』に、
"Highway Patrolman"という曲がある。
不良の兄と、優等生の弟の確執を歌っており、
ショーン・ペンがこの曲を題材に映画を撮った。

と、ここまで書いてきて、無性に見たくなってきた。
実にいい映画なのだ。これがまた。
その映画とは『インディアンランナー』。
最近、といっても90年初頭の映画だが、
アメリカ映画の最良の部分が垣間見られる傑作だと思う。
週末、借りて見直そう。最近、映画見てないしなあ。



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疲労困憊だがビールを呑む元気はあるようなないような

2006年10月16日 | 日々、徒然に
週末はずっと原稿を書いて、
月曜朝までにすべて終わらせた。
終わったと思ったその足で、鎌倉まで取材に行く。
とある、宇宙開発系の女性エンジニアに話を聞く。

日頃、自分の周りは文系タイプばかりなので、
理系タイプの人と話をするのは非常に新鮮だった。
そうか、そういう思考なのか。全然違うな、と思うことしきり。

鎌倉を堪能する間もなく、都内に戻り、
雑務をこなし、連絡を取ったり取られたりして過ごす。
来週から、来年の春に出る予定の単行本がスタートする。
気合を入れねば、と思いながら、目はショボショボ。
頭はボーっとして、足腰がふらつく。
酒を呑んでいるわけではない。念のため。
さすがに疲労が溜まっているようだ。
ビールを呑んで、寝よう。



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チキンハートブルース

2006年10月15日 | やさぐれ男のつぶやき
レバノンでは千人以上の人が殺された。
爆弾が落ちてくる恐怖は、
筆舌に尽くしがたいほどの恐ろしさだという。

以前、関東大震災と東京大空襲の両方を
体験した老人の話を聞いたことがあるが、
圧倒的に空襲のほうが怖かったらしい。
爆弾がどこに落ちてくるかわからないからだ。

レバノンやイラクに比べて
日本ははるかに安全な国であるにも関わらず、
自殺者は年間3万人を超え、
生きづらさを抱える人が多くなっている。
それに反して、お金を持っている人たちが
大量の消費をしているという現実。

なんだかなあ、と思いながら、
今日も仕事です。
そんな矛盾した社会に住んでいながら、
僕は飯を食い、仕事して、寝る。
それがずっと続けばいいと思っている。

今日は仕事場近くの
台湾料理屋でテイクアウトの弁当を買った。
チャーシュー丼、である。



豊富な枚数のチャーシュー。
ピリ辛のネギ。
刻みノリ。
甘すぎず、辛すぎないタレ。
風味のあるスリゴマ。
付け合わせのザーサイとモヤシ

うん。悪くない。結構お気に入りの弁当である。
店のオバちゃんから受け取って会計しようと思い、
千円札を出した。
オバちゃんは僕に400円のお釣りを渡した。

えっ!? 500円じゃなかったの?

そう、100円値上がりしていたのである。
てっきり500円だと思っていた僕は、ショックだった。

仕事場に戻り、チャーシュー丼を喰った。

以前とまったく同じ中味とボリュームだ。

イラクやレバノンの人たちに比べれば
どうってことないさ。たかが100円ぐらい。ふん。

遠い。
やはりイラクやレバノンは、遠い。
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追いつめられてオーケン

2006年10月14日 | 読んでいろいろ思うところが
今日はずっと原稿書き。
もう少しで1本終わる。
この間の北海道取材の原稿だ。
あと、週明けまでに企業取材モノを2本。

読みたい本がたくさん出ている。
見たい映画がいっぱい上映されている。
飲みたい酒も…いかんいかん。

そんなことを書きながら、合間に読んだ本。



オーケンとみうらじゅんの対談に爆笑してしまった。
100パーセント下ネタなんだけど、
あの人たちにかかると「芸」になるんだなあ。

いかんいかん。やります、原稿。
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心の友は近いところに

2006年10月13日 | 日々、徒然に
中日ドラゴンズ優勝。
その喜びを分かち合える人は少ない。
東京に住んでいると、ドラゴンズファンに会うのは
神宮か東京ドームに行かないとほぼ不可能だ。

ほんとにそう思っていた。
しかし、いたのだ。ドラゴンズファンが。
それは仕事場にほど近い、とある天ぶら屋だった。



「中日V」の手書き文字がデカデカと張り出され、
ドラゴンズの選手のポスター(カレンダー)が所狭しと、
天ぶら屋の軒先を飾っている。
そして(勝手に)優勝セールとしてオール20%オフ。

いか天 200円→160円
キス天 150円→120円
れんこん天 100円→80円
いも天 80円→64円

普段、通りがかりの小学生が
よくここの天ぶらを買っているのだが、
このあたりの小学生でドラゴンズファンっているのだろうか。

おそらくこの店の半径500メートル以内には
ドラゴンズファンは、ここの店主と僕だけかもしれない。
買わねば。
買わねば。
そして、祝おう、我がドラゴンズの優勝を。

…しかし買えなかった。
チキンハートな僕である。
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ロシアのイメージはピロシキと答える唐変木(僕のこと)

2006年10月12日 | 日々、徒然に
アンナ・ポリトコフスカヤ。
というロシアのジャーナリストが暗殺された。
http://chechennews.org/anna/index.htm

僕は、この人のことはよく知らなかったが、
ロシア政府と過激派による弾圧で、
紛争地域となっているチェチェンを
取材し続けてきた人らしい。

先日の明治大学の「ガザ・レバノン」報告会で、
「アンナ・ポリトコフスカヤさんが何者かに暗殺されました」
という主催者の言葉で、場内がどよめいた。
ショックを受けている人が大勢いた。

アンナ・ポリトコフスカヤの仕事がどういうものなのか、
著作を読んでみないとわからないが、
どうやらプーチン政権化のロシアは、
自由にものが言える状況ではないらしい。

先進国の中でも、日本以上に自殺者が増えているとも聞く。
どうなっているのだろう、ロシアという国は。

日本に近い国だけど、
ロシアという国を、意外と知らない自分に気がついた。

ほんの15年前までは、世界一の社会主義国だったわけで、
ペレストロイカ──ゴルバチョフ。
エリツィン、そしてプーチン。
キャラの立った指導者のもと、あの国は一体どうなっているのか。
どうも気になるなあ、あの大国。
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