Days of taco

やさぐれ&ヘタレtacoの日常と非日常

ハイウェイあってこそのロック

2006年10月17日 | たまには音楽でも
トム・ペティというロックシンガーがいる。
キャリアはもう30年になろうとしている。
僕は、この人の曲が好きだ。
心地よいが、詩はシニカルで、
世の中を憂えながら、シャウトし、
訥々と歌う姿は、やんちゃだけど
さりげなくて渋いんだな。
そんなオトナになりたいなと思いながら聴いている。

 Tom Petty "Highway Companion"

いつものトム・ペティ&ハートブレイカーズではなく、
ソロ作としては3作目。いつものトム・ペティらしく、
さりげなくロックで、さりげなくバラードで、
さりげなくシャウトして、さりげなくメリハリが利いてて、
力があまり入っていないのがいい。
2曲目の"Square One"の滲み具合といったら、ない。

ライナーにも書いてあったが、
「ハイウェイ」というものは、映画やロックにとって
欠かすことのできないものだ。
ハイウェイあってこそのロードムービーだし。
ロードムービーには大抵、ロックが流れるものだから。

ブルース・スプリングスティーンの『ネブラスカ』に、
"Highway Patrolman"という曲がある。
不良の兄と、優等生の弟の確執を歌っており、
ショーン・ペンがこの曲を題材に映画を撮った。

と、ここまで書いてきて、無性に見たくなってきた。
実にいい映画なのだ。これがまた。
その映画とは『インディアンランナー』。
最近、といっても90年初頭の映画だが、
アメリカ映画の最良の部分が垣間見られる傑作だと思う。
週末、借りて見直そう。最近、映画見てないしなあ。



コメント (2)
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