ノエル・ギャラガーズ・ハイ・フライング・バーズ
「カウンシル・スカイズ」を聞く。
兄貴6年振りの新作。原点回帰と言われているのは、
ジャケやライナーには故郷マンチェスターの街並みが
写し出されていることからも想像できる。
どこかやさぐれていて、
それでいてパッションが隠れているような風景が印象的。
肝心の音は、原点回帰というよりは、兄貴の多彩な
音楽性が楽しめる一枚(二枚組だけど)になっている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4e/89/d2a009bd8d823c34c60e838ffe4be316.jpg)
アルバムタイトルの「カウンシル・スカイズ」は
「公営住宅の空」という意味らしい。
空想家だった少年時代の兄貴は、
公営住宅の窓から空を眺めていたという。
そのタイトルチューン「07 Council Skies」は
ダンサンブルなAORというか、
ギターはジョニー・マーだったりして、
そうかスミスみたいだなと。
エッジが立った音というよりは、どこか滑らかでしなやかな印象。
シングルの「02 Pretty Boy」の疾走感や、
「06 Easy Now」のロッカバラードなども快調。
歌詞を読むと、ほぼ前向きなラブソングが多いなか、
ラストの「10 Think Of Number」では、
ジョンやデヴィッド・ボウイらのロックスターへの
リスペクトが歌われる。
Disc2はボーナスだろう、と思いつつ、
確かにインストやリミックスも入っているけれど、
ジョンの「マインドゲームズ」や
ディランあるいはザ・バンドの「どこにも行けない」
のカバーを演っていて、
ラストは「リヴ・フォーエヴァー」のラジオセッションとな。
観念して大枚(4,000円+税)はたいちゃいましたよ。
さらに大枚はたいて、来日公演行きますから。
ロック貧乏まっしぐらなのは、あなたのせいです。兄貴。
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