Days of taco

やさぐれ&ヘタレtacoの日常と非日常

彼の地は空が広い

2023年07月04日 | たまには音楽でも
ノエル・ギャラガーズ・ハイ・フライング・バーズ
「カウンシル・スカイズ」を聞く。
兄貴6年振りの新作。原点回帰と言われているのは、
ジャケやライナーには故郷マンチェスターの街並みが
写し出されていることからも想像できる。
どこかやさぐれていて、
それでいてパッションが隠れているような風景が印象的。
肝心の音は、原点回帰というよりは、兄貴の多彩な
音楽性が楽しめる一枚(二枚組だけど)になっている。


アルバムタイトルの「カウンシル・スカイズ」は
「公営住宅の空」という意味らしい。
空想家だった少年時代の兄貴は、
公営住宅の窓から空を眺めていたという。

そのタイトルチューン「07 Council Skies」は
ダンサンブルなAORというか、
ギターはジョニー・マーだったりして、
そうかスミスみたいだなと。
エッジが立った音というよりは、どこか滑らかでしなやかな印象。

シングルの「02 Pretty Boy」の疾走感や、
「06 Easy Now」のロッカバラードなども快調。
歌詞を読むと、ほぼ前向きなラブソングが多いなか、
ラストの「10 Think Of Number」では、
ジョンやデヴィッド・ボウイらのロックスターへの
リスペクトが歌われる。

Disc2はボーナスだろう、と思いつつ、
確かにインストやリミックスも入っているけれど、
ジョンの「マインドゲームズ」や
ディランあるいはザ・バンドの「どこにも行けない」
のカバーを演っていて、
ラストは「リヴ・フォーエヴァー」のラジオセッションとな。
観念して大枚(4,000円+税)はたいちゃいましたよ。
さらに大枚はたいて、来日公演行きますから。
ロック貧乏まっしぐらなのは、あなたのせいです。兄貴。
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