それにしても「虎に翼」。
相続を放棄し、ついでに
家のしがらみも放棄した梅子さん。
その宣言をする場面の泣き笑いの凄み。
平岩紙という俳優のポテンシャルを
全国に知らしめたなあ、と。
こんな芝居、「六條ゆきやま紬」の高峰秀子が
宴席で泣き笑いをしながら民謡を歌う場面を彷彿とさせる。
と言っても誰にも伝わりませんな。
シネフィルの戯れ言ですみません。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/ed/a03abc4973a698f14e48b66e2ad065af.jpg)
65年の松山善三監督作。
北国の漁村にある豪農の家で、亡き夫の家業を継ぐために
奔走する高峰秀子と、彼女を陰から支える使用人のフランキー堺。
因習的で救いのない物語がたまらなくいいのです。
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