Days of taco

やさぐれ&ヘタレtacoの日常と非日常

唐揚げの彼とミートソースの彼女は

2015年07月06日 | 日々、徒然に

デザイナーさんとの打ち合わせで高円寺に行く。

打ち合わせが終わったらちょうどお昼時だったので、

どこかでランチでも、と思って南口を歩く。

そういえばアノ店があったことを思いだし、

にやにや笑いを浮かべながら、その店に急ぐ。

 

 

なんと閉店になっていた。

高円寺に行くと、よく寄る店だったのに。

味と値段はそこそこだけど、唐揚げを思う存分食すことができて、

しかもお洒落とはほど遠く、B級感覚に溢れた洋食屋だったのに。

なんといっても店のネーミングが素敵で、だからこそ残念。

店の張り紙には、閉店のお詫びが書かれていた。

店主は故郷に帰り、オーナーは本業の不動産業に精を出すらしい。

 

「おばあちゃん、唐揚げおいしかったです。

 残念です。どうもありがとうございました」

 

「唐揚げ、死ぬほど好きでした。

 もう食べられないなんて考えられない。

 レシピ教えてください」

 

店のファンらしき人の書き込みもあった。

確かに唐揚げ、美味かったと思う。赤ん坊の頭ほどじゃなかったけど。

唐揚げを食べた彼や、ミートソースを食べた彼女は泣いてます。

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