夜も9時を過ぎて、
もうこれくらいにしてよろしくてよ
とツンデレ脳になったので、帰途につく。
電車のなかで文庫本を読む。
この作家の小説を読むのは初めて。
書店で目にして、カバーのイラストに惹かれたというか。
世代の違う3人の女性の物語で、
自分のようなやさぐれたおっさんとは
まったく無縁の世界が広がるかと思いきや、
ある種の普遍性があり、不思議と身につまされてしまったという。
むかし読んだ、中沢けい「女ともだち」とか、
最近でもオカヤイヅミ「白木蓮はきれいに散らない」とか、
女性3人が主役の小説やマンガは興味深い。
映画でそういうのなかったっけ、と思ったら、あった。
ロバート・アルトマン監督の「三人の女」だ。
そのものずばりのタイトルだけど、
あれは嫌な映画(褒め言葉)だったなあ、と。
どこかで上映してくれませんかね。また見て、
嫌な思いに浸りたいと思う自分はどMです。