フリート・フォクシーズ JAPAN TOUR 2018
@Zepp DiverCity Tokyoに行く。
前回の来日が2012年だから6年ぶり。
このバンド、てっきり解散したんじゃないかと思っていたけれど、
昨年、新譜「クラックーアップ」を出して、
それがまた唯我独尊というか、
ある種文学的な香りを醸し出す仕上がりとなっていて、
このバンドの進化ぶりがうかがわれたというか。
前回とくらべても、演奏も歌も力強い。
フォーキーで叙情的な楽曲がこのバンドの特徴なのだけど、
演奏される楽器の音のひとつひとつ、
歌われる言葉のひとつひとつにパワーがある。
フロントマンのロビン・ペックノールドは
前回のライブでは、求道者みたいな佇まいで、
近寄りがたい雰囲気があったけど、
「コンバンワ! 元気デスカ」とやたらに明るくて躍動的。
新譜がメドレーというか、組曲的な感じで、
曲が途切れない作りだったので、今回のライブでも
そのスタイルを踏襲していると思われ、
キラーチューンで盛り上がるんじゃなくて、
俺たちの演るものを、ひとかたまりとして受け取ってほしい、
そんな思いが伝わってくるようなライブ。
Zepp DiverCity Tokyoなので、
当然スタンディング。ということはずっと立っているわけで、
腰の状態が死線をさまよってしまったのだけど、
それはまた別の話。