Days of taco

やさぐれ&ヘタレtacoの日常と非日常

戦慄の発言

2018年01月15日 | 日々、徒然に

10年ぶりに改訂された「広辞苑」。

LGBTの説明が誤っているとの指摘を受けたようで。

どうやら、LGBTのそれぞれの頭文字の説明のあと、

「多数派とは異なる性的志向を持つ人々」とあるらしい。

 

LGB(レズビアン/ゲイ/バイセクシュアル)は、

確かに性的志向だけど、

Tは「トランスジェンダー」のことで、

生まれてきた体の性に違和感を持つ人のこと。

性的志向ではなく、性自認。

なのでトランスジェンダーは、

性的志向とは別の軸で考えるべきで。

広辞苑は「誤っている」というのもあるけど、

「説明不足」なのかな、と思う。

 

あと「多数派とは異なる」という表記も、

多少の差別意識というか、

「多数派」と「少数派」を

区別しようという意識が働いているような感じもする。

 

ともあれ、

指摘を認めた岩波書店の対応は素晴らしい。

ふだん本や雑誌の仕事をしているので、

いつ間違ってしまうかという恐怖を抱いている自分としては、

他人事ではないというか。

 

かと思えば、

中日新聞の元社長が大村愛知県知事のことを、

「保守か、リベラルか、性同一性障害か」と発言。

保守的だけど、非自民的なところもある、という、

両面性、多様性があるような意味合いで

性同一性障害という言葉を使ったと想像する。

よく物事がわかっていない政治家が、

勢いに任せて言ったのではなく、新聞社の人の発言というのが驚き。

 

いずれ広辞苑で「LGBT」の説明が

修正されると思うので、

元社長さん、ちゃんと読んでくださいね。

  

 

コメント
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