Days of taco

やさぐれ&ヘタレtacoの日常と非日常

夢のあとさき・その3

2018年01月13日 | 日々、徒然に

ここから書くことの多くは、

ネット検索した情報をもとにしているので、

正確ではないことを了承していただけると嬉しいです。

ただの推測も入っているので、

そのことで誰かを傷つけたりしたら

まったくもって申しわけないと思うけれど、

それでも書いておきたいので、書きます。

 

Kは死んでいる。

いくつかの情報を見ていると、おそらく事実なのだと思う。

 

脅迫事件で逮捕されたKは、裁判で実刑判決を受けた。

ただし、本人がプラダー・ウィリー症候群という疾患を抱えており、

いくらかの情状酌量があったという。

 

プラダー・ウィリー症候群とは、

国の難病に指定されている、遺伝子が原因の病気で、

1万人から1万5千人に1人の割合で生まれるらしい。

おもな症状は、基礎代謝が低く、

低身長、外性器の未発達、過度の肥満、高血圧などが見られ、

小さい頃は人懐っこいのだけど、成長するにつれて、

執拗さや、こだわり、頑固さが出てきて、

人間関係にトラブルを起こすケースがあるらしい。

 

そう聞くと、まさにKそのもの、という気がする。

会ったのは一度きりだったけど、

あの執拗さと自己に対する異様な自信。

おそらく病気が引き起こしていたのではないかと想像する。

 

実は最近、仕事で、ある種類の難病について調べていて、

まさにこのプラダー・ウィリー症候群に似た事例を

見ていたりしていたので、余計に刺さるものがあった。

 

そんな病気を抱えていたKは、

若くして演劇に興味を持ち、役者を目指したのだろう。

文章や詩、イラストにも興味があったみたいだし、

クリエイターとして、パフォーマーとしての自分が

大成することを信じて疑わなかったのだろうか。

それとも、どうにもならないことに

気づいていたけれど、自分をコントロールできなかったのだろうか。

 

母親のことにちょっと触れたけど、

Kに友人はいたのだろうか。

そして、まわりにサポートする人はいたのだろうか。

 

Kが死んだのは、病気が原因だったのか。

また別の死因があったのかはわからない。

 

たった一度だけ会った人だけど、

ものすごく不快だったけれど、

Kの死を知って、病気を知って。

割り切れないというか、やりきれないというか。

そんな気持ちに襲われてしまった。

 

亡くなった人のことは悪く言いたくないけれど、

ここまでずいぶん悪口を書いた気もする。

Kに謝る気はないけれど、合掌はしたいと思います。

 

 

コメント
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