桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

明日は判らない

2012-12-19 | Weblog
明日あると
思う心の仇桜
夜半に嵐の
吹かぬものかは
だったか、こんなウタがあったが、人の命の儚さで、明日があるかどうかは判らない。
布川事件の闘いに大きな存在として支援の力を貸してくれた前救援会都本部事務局長だった深澤さんが急逝した。
つい先日都本部へ行ったときにカッちんから「深さんは体調が悪いらしいよ。心臓が悪いんだって」と聞かされて、近いうちに入院して手術だと知っていたが、まだ入院したとも聞かないのに、いきなり息子から「父が亡くなった」との電話だった。
深澤さんは狭山事件の支援から救援運動に関わりその後東京都本部に勤務して布川事件にも力を尽くしてくれた。
深さんは、正直と言うか単純と言うか、自分の嫌な相手からの電話対応などはブッキラ棒で、実に解りやすい人だった。色々と評価はあったが、根は優しくて良い人だった。
あれは俺が仮釈放になった翌年の正月、深澤家に招待されてスキー旅行に行ったことがあった。家族と雑魚寝してスキーをして、自由になった喜びを味わったが、その後も、何度か深澤家には招かれたこともあって、あれは俺が独りでいることに思いを寄せての招待だったのだろうと、今更ながらに深さんの優しさを知る思いになる。
まだ63歳。逝くには若過ぎるし、やりたいこともあったろうにと思うと、本当に残念だ。
息子の声が、深さんとソックリで「父が亡くなった」と結び付かなくと、理解するまで時間が掛かったのだが、電話を切った後、その息子の声が深さんに重なり、長く支援して頂いた思いを振り返って涙が出たなぁ。

笑うしかない

2012-12-17 | Weblog

パソコンン遠隔操作事件での警察の検証が凄かったね。

無実の人が自白をしたわけだけど、「自白の強制はなかった」と言う。

これが警察。こんな連中に正義とか真実を求めるのが間違えている。

きっと「何も強制しないのに、この人が勝手に自白してしまって困った」とでも言いたいのだろう。

捜査過失罪作らなければ、絶対に警察の冤罪作り、証拠でっち上げ、自白の強制は無くならないね。でも、自民党が勝って、きっと警察は「これで今まで通りにやれる」と喜んでいようが、そうは行くかなあ。

甘いねえ、警察は。選挙では認識の甘い国民だと示したけど、それは知らないだけのこと。知れば、日本人は真面目。警察の犯罪行為は許さないよ。


総選挙

2012-12-17 | Weblog

自民党の圧勝。300議席に迫る勝利だが、支持率は民主党に負けた3年前と変わらない。

今日も、投票の死票率が58%とか放送されたが、小選挙区制の結果に過ぎない、それに、「経済、雇用」が1番の選挙民の願いでの結果であれば、自民党の結末は見えたね。

だって、自民党は財界の喜ぶ経済しか出来ないでしょ。

財界に金をばら撒いて、それは少しは貧乏人にもお零れが来るかも知れないけど、そんなお零れは、しょせん一時の付け焼き刀。すぐに国民の期待は裏切られる。雇用なんて無理だよね。非正規雇用を生み出し、若者を金儲けの付道具にしたのは自民党だのも。

今回の結果は、自民党の消滅前の仇花。消える前の蝋燭だよ。

 


子供

2012-12-16 | Weblog
昨夜は、親戚の娘が子供と一緒に北松戸に遊びに来た。
発達障害を持つ子供は、もう3歳になるが、まだ歩くことが出来ないし、言葉も出て来ない。なかなか言うことを聞いてくれないが、それでも要求を聞いたり、こちらの求めることを言うと、うん!と素直に返事をしてくれて、本当に可愛い。
今日、別れるときに娘は「おじちゃんと一緒だと、何時もアキラの機嫌が良いから助かる」と言う。
俺は、アキラの不機嫌を見たことがなくて、何時も機嫌の良い、性格の良い子供だと思っていたが、かなり不機嫌なときもあるらしい。考えれば、何時も機嫌が良いはずはないよね。
娘の言葉を聞いて、何だか嬉しい気分になった。
早く歩けるようになり、少しでも成長して欲しいと祈る思いで、今日も別れて来た。

最終日

2012-12-15 | Weblog

今日は、四谷三丁目の事務所に行き、出発式を見送った後、昼は新宿アルタ前での宣伝に行った。
朝は大丈夫だったが、小雨が降りだしてしまい、濡れながらの宣伝になってしまった。
俺は、最後に2分ほど、話す時間があったが、その後の池袋、上野公園口では、他の応援があって話せずに残念だった。
上野公園口で、俺の応援活動は終わったが、もう少しやりたかったなぁ。
明日は奇跡を見たい!

泉岳寺

2012-12-14 | Weblog


午後の宣伝が泉岳寺駅前だと聞いて、なぜかと不思議だった。
午後2時半の予定に合わせて行ったが、誰もいない。でも、泉岳寺方面に行ったらば、山のように人がいて、何事ならん?と思ったらば、撮影に来ている日本テレビの黒住さんが「討ち入りの日」と教えてくれた。義士祭で、そのパレードを見学に来た人たちだった。宇都宮宣伝カーが来たのは、3時過ぎ。もうパレードが来ると言われる時間だった。
それで短時間に訴えるしかない知らせて、俺はパレードの来るのを見張りに行った。
幸い、宇都宮先生の演説は、大体話せたが、何だか俺が指揮者になってしまった。
宣伝後、泉岳寺にお参りに行って、宇都宮先生が都庁に正義の討ち入りが出来るようにと祈って来た。

高田馬場

2012-12-14 | Weblog

宇都宮先生の昼宣伝は、高田馬場ビッグボッグス前。今日は、そこから応援に加わった。
少しずつ人の関心が集まり始めていると感じるが、時間がなぁ。
その高田馬場駅前に、写真の監視カメラ車が停車していた。本当に防犯ならいいけど、何しろ警察は国民を敵視してるからなぁ。何をしているか判らない。
石原都政になり、監視社会になったと語る人がいたけど、宇都宮知事は、ここも改革してくれるはずだ。

山本太郎

2012-12-13 | Weblog
前自民党幹事長の石原伸晃の選挙区に挑戦した、山本太郎さんの話を聞いた。
命が第一!
当たり前のことを当たり前に、静かに話す姿勢は、いいねぇ。
宇都宮先生の駅前宣伝は、今日は阿佐ヶ谷駅。そこが選挙区の山本太郎さんとコラボした夕だった。
宇都宮先生が移動した後、山本太郎さんの話を聞いたが、俺に話をさせろ!なんて思ってしまった。
賞味期限の切れた自民党政治を終わらせるため、山本太郎さんも勝たせたいね。

舞鶴女子高生殺人事件

2012-12-13 | Weblog

状況証拠だけで有罪・無期懲役になっていた中さんが、大阪高裁で逆転の無罪判決を得た。

当然だ。無期懲役と言う重罪を科すのに状況証拠だけと言うのはあり得ない。今までの裁判が異常だったのだ。

裁判所が安易に有罪判決を出すから、警察は簡単に犯人だ!と目星を付けて、ひたすらに人の言葉や怪しげなことを集めて「犯人」に作ってしまうのだ。

これで警察のやり方が、すぐに変わるとは思えないが証拠から犯人を捜すと言う、当たり前のことをするように変わらざるを得ないところまで、裁判所が厳しく判断して欲しいと願う。

しかし、被害者の母親のコメントは、気持ちは判るにしても後味が悪いねえ。

悪いのは警察、観察だ。捜査の誤りを誤魔化す手段のように被害者感情を利用している。今の裁判のやり方は間違っている。

そもそも裁判は復讐の場ではない。被害者の痛みや苦悩を救うのは、違った手段を国家として作るべきなのに、そのことに無能法務官僚と政府は、「被害者参加制度」を作った。命の哲学のない、このような方法は、決して社会のためにならないと、今朝のテレビを見て思ったよね。

 

 

 


角田美代子

2012-12-13 | Weblog

後世に稀代の悪女と呼ばれるだろう角田美代子が兵庫県警の留置場で自殺した。

6人を殺害、3人が行方不明と言われる大量殺人事件の主犯で、これから全容解明の取り調べが始まるというのに、自殺されてしまった警察の失態には呆れるしかない。

警察の失態についての警察発表は嘘と思った方が正しいと知っている俺は、兵庫県警の発表した事実関係は、どこかに嘘があると思っている。

首にシャツを撒いて死ぬなんて、見回りをしていなかったということだろう。

昔、連合赤軍の森恒夫が東京拘置所で自殺したときも、拘置所の発表は嘘だった。俺の一つ隣の房にいた森さんは、元旦の朝、「昼もオセチ料理は出るのか」と聞いたが、出ないと言われて何も言わなかった。その言葉が最後に聞いた言葉だった。昼職になり、昼休みが終わって清掃夫が残飯や容器を集めに来て、その自殺を発見した。看守は、ほとんど見回らないよね、正月なんて。

その時の看守さんは、そても穏やかな良い人で、俺は拘置所の嘘を見逃したが、警察でも、きっと「看守勤務」に慣れた失態だろう。

ミスを責めるのは心苦しいが、一事が万事だ、頑張って欲しいねえ。