桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

山本太郎

2012-12-13 | Weblog
前自民党幹事長の石原伸晃の選挙区に挑戦した、山本太郎さんの話を聞いた。
命が第一!
当たり前のことを当たり前に、静かに話す姿勢は、いいねぇ。
宇都宮先生の駅前宣伝は、今日は阿佐ヶ谷駅。そこが選挙区の山本太郎さんとコラボした夕だった。
宇都宮先生が移動した後、山本太郎さんの話を聞いたが、俺に話をさせろ!なんて思ってしまった。
賞味期限の切れた自民党政治を終わらせるため、山本太郎さんも勝たせたいね。

舞鶴女子高生殺人事件

2012-12-13 | Weblog

状況証拠だけで有罪・無期懲役になっていた中さんが、大阪高裁で逆転の無罪判決を得た。

当然だ。無期懲役と言う重罪を科すのに状況証拠だけと言うのはあり得ない。今までの裁判が異常だったのだ。

裁判所が安易に有罪判決を出すから、警察は簡単に犯人だ!と目星を付けて、ひたすらに人の言葉や怪しげなことを集めて「犯人」に作ってしまうのだ。

これで警察のやり方が、すぐに変わるとは思えないが証拠から犯人を捜すと言う、当たり前のことをするように変わらざるを得ないところまで、裁判所が厳しく判断して欲しいと願う。

しかし、被害者の母親のコメントは、気持ちは判るにしても後味が悪いねえ。

悪いのは警察、観察だ。捜査の誤りを誤魔化す手段のように被害者感情を利用している。今の裁判のやり方は間違っている。

そもそも裁判は復讐の場ではない。被害者の痛みや苦悩を救うのは、違った手段を国家として作るべきなのに、そのことに無能法務官僚と政府は、「被害者参加制度」を作った。命の哲学のない、このような方法は、決して社会のためにならないと、今朝のテレビを見て思ったよね。

 

 

 


角田美代子

2012-12-13 | Weblog

後世に稀代の悪女と呼ばれるだろう角田美代子が兵庫県警の留置場で自殺した。

6人を殺害、3人が行方不明と言われる大量殺人事件の主犯で、これから全容解明の取り調べが始まるというのに、自殺されてしまった警察の失態には呆れるしかない。

警察の失態についての警察発表は嘘と思った方が正しいと知っている俺は、兵庫県警の発表した事実関係は、どこかに嘘があると思っている。

首にシャツを撒いて死ぬなんて、見回りをしていなかったということだろう。

昔、連合赤軍の森恒夫が東京拘置所で自殺したときも、拘置所の発表は嘘だった。俺の一つ隣の房にいた森さんは、元旦の朝、「昼もオセチ料理は出るのか」と聞いたが、出ないと言われて何も言わなかった。その言葉が最後に聞いた言葉だった。昼職になり、昼休みが終わって清掃夫が残飯や容器を集めに来て、その自殺を発見した。看守は、ほとんど見回らないよね、正月なんて。

その時の看守さんは、そても穏やかな良い人で、俺は拘置所の嘘を見逃したが、警察でも、きっと「看守勤務」に慣れた失態だろう。

ミスを責めるのは心苦しいが、一事が万事だ、頑張って欲しいねえ。