桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

再審になるのは

2014-11-13 | Weblog
先のブログに、次々と再審は続くと書いて、 東住吉事件、日野町事件、名張事件と書いたが、もちろん、それだけではない。
無期、死刑事件では、狭山事件、北陵クリニック事件、神戸事件など、まだある。有期刑で言えば、最高裁に係っている福井事件、大崎事件。札幌には恵庭事件もある。痴漢冤罪事件には、小林事件もある。
事実を捻じ曲げて有罪にされた人は、数限りなく存在する日本だが、その中で声を上げ続ける人がいれば、必ず勝つ。だから、闘う仲間に勝利の日は来るし、冤罪を作り上げる反省のない警察と検察が糾弾される日も来る。
俺は、その日を目指して仲間と一緒に声を上げて行くつもりだ。
全国の仲間たち、頑張ろうね!!

財務省

2014-11-13 | Weblog
30人学級は金がかかるから40人学級に戻すとか、財務省は主張してるらしいが、この連中には百年の計はないらしい。
国家の将来は人の育成にかかる。人を如何に育成するかにこそ、国家の未来があると言えるだろう。
あれは何年前だ、司法修習生に支給して来た給費金を止めて貸出制度にした。弁護士などになれば金は得られるからとか言ったが、何と百年の計がない処置かと呆れた。日本は、あの敗戦後でも、法治国家日本を築き、柱となる人材を育成する給費金制度を維持して来た。貸出制度にしたことで修習生は何百万もの借金を背負う人が増え、司法試験を諦める人も多くなった。給費金で浮く金額を正解に覚えていないが、政治家に支給される政党助成金の何分の1ほどの金額だったはずだ。
人口源の日本は、今だからこそ、日本百年の計として学校教育を考えるべきだろうに、ただ国家公務員上級試験に合格するだけの頭脳の優秀さは、そこに思いが及ばないようだ。
司法試験に合格するだけの頭脳の優秀さも、歪んだ正義観を持つ検察組織を作り上げてしまったが、公務員上級試験に合格する中でも、その上位にある者が行く財務省も、また金しか考えない狂った組織に財務省をしてしまったようだ。
人のためにあるべき組織なのに、まるで組織のために日本国民があるようになってしまった日本は革命が必要だなぁ。

噴火

2014-11-13 | Weblog
富士山が最後に噴火したのは江戸時代。宝永噴火と呼ばれているが、江戸の街にも灰が降り、今ならば大変な被害だったろうと言われる。
その宝永噴火の予兆は、本格的な地震は前日だった。微動地震などの予兆が、どれほど前からあったのかは知らないが、それでも数ヶ月単位のことだろう。
火山列島日本は、どこでも噴火する。特に九州は有史以来に大爆発した火山があるのに、鹿児島川内原発を再稼働すると決めた。
車は急に停まれないではないが、原発も急に停まれないだよね。運転は停止出来ても、原発燃料は崩壊熱が発生し続けるから、急に噴火と言われても安全な土地に移動することが出来ない。こんなことは素人でも判る話だ。
火砕流が発生して原発が被害にあえば、もはや制御不能。大量の降灰でも冷却装置を動かす電源を失い、メルトダウン。福島原発以上の惨事となり、九州には人の住めない土地が生まれるだろう。
自分は被害にあわない、俺は大丈夫、私も大丈夫!そんな他人事的な考えが、日本国を失い兼ねない原発再稼働を許す原因だよね。
桜井よし子たち右翼は、朝日新聞問題や対中国、対韓国などでは、日本国存亡云々と良く語ってるのを見るけど、原発再稼働が日本を国家として存在し得なくするとは考えないのだろうか。だとしたらば、致命的な想像力、思考力の欠陥としか言えないよなぁ。