桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

指揮権発動

2012-06-05 | Weblog
小川法務大臣は、小沢一郎議員を陥れる捜査報告書の偽造をした田代検事の捜査に対して、指揮権発動をしようとしたが、野田に反対されて断念したことを公表した。
弁護士としての報酬問題があり、野党の追及を受ける身を嫌われてか、内閣改造で法務大臣を辞めさせられての会見発言だから、まあ腹いせだろうが、腹いせ発言をする程度の人にも、今度の田代検事に対する検察の処分は異常と思われたのだろうと考えると、改めて検察の異常性に腹立つ思いになる。
小川発言は、その立場上、批判的に見るコメントが多いけども、検察内部から「捜査の内容も知らずに有罪視するのは危険」とか反発しているのを読んで呆れた。自分たちのしていることが、全く判ってない。
法務省の意向通りに死刑執行する言いなり大臣でさえも、検察庁の田代検事に対する処分は異常と感じるのだ。東京地検を守るという一点の思想しかなくて、田代の言い訳にもならない勘違いしたの弁明を容認する、この検察庁を国民は許すのか。
俺は許さない。

佐多岬

2012-06-05 | Weblog



台風が北上する中、日本最南端、佐多岬に案内されて行った。
役110キロ。川畑さん夫婦に案内されて行ったが、佐多岬は、うらぶれた淋しい場所だった。
一時は観光客もあったろうと判るレストランなどは、完成に廃墟と化し、人が行ける突端の展望台は、もう老朽化して上には人を入れない。そもそも展望台の階下の部屋に入って、そこに音楽が流れ、客を待つ案内人がいることに驚いたほどだった。
丁度、佐多岬に着く前から雨が上がり、岬を見て来て帰り始めたらば、また降りだして天候にも恵まれた。