桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

教援会杉並支部

2012-06-09 | Weblog
今日は、杉並支部が開いた名張事件学習会で、俺も招かれて話をした。
先の不当決定があっての集会で、話を聞くには良かったが、悪い中身は、やはり聞いて辛いものがあった。都本部事務局長の小沢さんの話が判り易くて、トリエチルピロホスフェートのエーテル抽出方法の中身が良く判った。
勝つ、名張は闘い続ければ勝つけども、肺炎症状で食べられなくなり、病院のベッドにいる奥西さんを思うと痛みだけだ。
俺が社会に帰って、初めて救援会に呼ばれたのが杉並支部だった。
感慨無量な今日だった。

研究会

2012-06-09 | Weblog
昨夜は、経産省で働く人の主催する集まりで話をして来た。
参加された人は男女10名ほどだったが、なぜ冤罪が生まれるのかと言うテーマで、俺の体験から、警察は職業的病いとして証拠のでっち上げも含めて冤罪を作ること、検察は決め込んだらば証拠隠しをして冤罪を作ること、裁判は限られた証拠でしか判断せずに冤罪作りに加わることなど、思うことを話した。
会を運営される方が、ショウジとタカオを見たことから、井手監督を通して連絡が来たのだが、それだけに教授会もご存知ない方ばかりだっただけに、俺の話は伝わることも伝わらないこともあったと感じるけども、俺としては聞いてくださる姿勢に話し甲斐を感じる集会だった。