桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

またも

2011-04-16 | Weblog
今日も東京へ行こうとしたらば地震。発車直前の高速バスに乗っていたが、かなり揺れた。
少し遅れて出発したが、またも北関東道は通行止めになった。それなりの揺れではあったが、良く通行止めになる。きっと今までのダメージが重なっているのを案じて点検を慎重に行っているのだろう。
昨夜は、かなり体調が悪くて、珍しくビールが美味く感じなかったが、集まったメンバーが良くて楽しく盃を重ねた。酔って眠ったが、夜中の地震で目覚めた。しかも、緊張してる自分を感じて、これだけ地震が重なれば緊張するし、子供たちが地震のたびに縋り付いて来て当たり前だと思った。
世界で4番目の巨大地震だったのだから、まだ大きな余震は起きるのだろうが、何とか被害のない範囲に収まって欲しいねぇ。

ドジ

2011-04-16 | Weblog
利根町の家に住むことが難しくなり、東京方面で予定が重なると都内に宿泊することになる。不便な話で、近いうちにアパートを借りるつもりだが、先日も都内に宿泊して水戸へ帰った。まだ特急が走らず、眠って乗れる高速バスを利用しているが、先日も東京駅からのバスで帰った。
アパートに帰り着いて駐車場を見ると、俺の車がない!あれ?アレ?
思い出した!
先日、東京へ行くときは、会社から被災地で使うかも知れない大バールやヘルメットを借りて行ったから、それを返すために車で行き、取手市の支援者宅に停めてあったのだ!
ドジってか、忘れっぽくなったなぁ。
で、仕方なく連れ合いの車で取りに帰ったが、自宅に寄ると庭の花壇にチューリップの蕾が膨らんでいた。

花見

2011-04-16 | Weblog


昨夜は花見をした。
水戸の支援者の中に、沢山の救援物資を持って岩手県へ行った人がいる。何でも車を連ねて米200キロ。パン1500個、その他を持って行ったそうで、その報告も兼ねて「花見」の宴をした。もちろん、アルコール付きだ。
三々五々、水戸城の堀にある桜を見た後、駅前の店へ。
乾杯の発声は「復興を願って!」だ。岩手県へ物資を届けた話は「足の裏に付くヘドロの感覚など、実際に亡くなった人が傍にいるかも知れない惨状を現実的に感じて見ると、ただ物を届けただけが申し訳ないようだった」とのこと。地震被害はなくて、殆んどが津波被害だったと言う岩手県の様子も聞くだけで厳しさを感じた。
俺も、少し石巻市の様子を話した。
それからは、それぞれが地震体験と避難体験などを話したが、余りにも大災害で茨城県の被害は小さなモノになっているけれども、それなりに大変な被害を受けたことを知った。東海村の避難場所など、初めは一日一回、お握り一個だったらしい。
原発の話にも盛り上がって、近いうちに原研労働者に身近な放射能の話を聞いて学ぼうとなった。
あの地震以来、初めて飲んだと言う人もあったが、やれることに力を尽くして、何で飲むことに遠慮があろうかの夜だった。
ライトアップはなかったが、街路燈に映えた桜は美しかった。