鬼の姿

明日は節分。
この季節になると
阿弖流為と母礼
また
坂之上田村麻呂
の話を思い出します。
朝廷には
鬼と呼ばれる蝦夷。
大和朝廷に
侵食される蝦夷。

きっと
蝦夷は蝦夷で
それなりの平和を
保っていたのでしょうけれども。
何かの発見が
その平和を乱すことになり。
触れ合った世界同士は
その人の輪に於いて
変化をきたしてしまうもの。

変化常道
とはいえ。
大きな権力を振りかざすものに
小さな集団は
どう抗ってゆけばよいのか。

また
敵味方に別れても
それぞれの立場でわかりあえること。

自分たちは鬼ではない
と
京へ上ったと言われる
阿弖流為と母礼。
そして
処刑されてしまう
阿弖流為と母礼。

鬼って
どんな姿をしているのでしょうか。
私は見たことがないですが
自分の中にも
きっと住んでいるものでしょう。

さて
雪も降らず。
この環境が
どう春から夏にかけて
影響をもたらすのか。
心地よさと不安がないまぜになりながら。
今日も
叩き始めるとします。