職人たちの徒然草

新潟県・燕市在住の職人ヤスさんと、東京都・杉並区在住の職人ナガさんの交換?日記です。

ものづくりと文化

2015年12月08日 | ヤスさん日記
久しぶりに工房に籠る日々。
新潟は冬の合間の珍しい晴れの日が続きます。
心地よい日々の誘いと
工房の仕事の狭間で
思考も深まります。
ながさん
東京はいかがお過ごしですか。

ものづくりと文化。
そんな話を
近くのコーヒー屋さんと交わしたときから
その命題が色濃く私に息づいてます。

ものづくりの街
として
この燕市や隣の三条市も
全国に名を馳せていますが
文化の部分はどうなのだろうか
と考えます。

ものをつくる上に於いて
文化に育まれていない
とゆう事は
そのものを扱う想像力が広がらず
お客様との乖離をしてしまう
そんな現状があると思うのです。

新しいものを買ってもらう為に
古いものは捨ててもらえばいい
とゆうような土壌がある事は
私としては憂慮の大きなひとつ
なのです。

ものを愛しむ心は
自分の忙しんだものに対する目線。
そこに責任や愛情を感じるのは
ただものをつくっているからではないはずです。

そして
そこには文学や音楽や
目に見えた生産ではない場所で
育まれるのだろうなと。

いとおしさ
について
青空と共に考える冬の隙間時間。
ながさん
新潟は穏やかに過ごしてます。
コメント
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