職人たちの徒然草

新潟県・燕市在住の職人ヤスさんと、東京都・杉並区在住の職人ナガさんの交換?日記です。

グニャリと

2009年03月21日 | ヤスさん日記
抜けるような青空
早朝の散歩は残雪の山々の白が
透き通る様に
こころに沁みてきます。
山と海に挟まれた越後平野
自然の恵みは
視覚も楽しませてくれます。

ヤバいっ
という妄想がどんどん広がる前に
チャンス
と呟いてみます。
チャンスかどうかはわかりませんが
負の妄想がどんどん膨らむ前に
それを止めるには
素晴らしいアイディアだなと。

「案ずるより産むが易し」
と先人も言っているわけですし
フォローの考えは巡らすとしても
素直に
伝えてみるのもいいものです。

さすれば
道は開ける
かも。

あとは全部責任をとる覚悟が在れば
いいだけのことです。
「君子は器ならず」
決まったことを決まった様に
できるのも素晴らしいですが
臨機応変
その時の隙間をグニャリと
埋められるのもいいな
と思う職人なのでした。

いったりきたり
やったりとったり
それぞれの巡りの中で
いつは自分が
いつかは相手に
与えたり受け取ったりするもの
なのでしょうね。

それにしても
新潟は素晴らしい青空です。
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キックオフ

2009年03月20日 | ヤスさん日記
今日からまた
新しい一歩がはじまります。
こころから
嬉しい一歩。

大切な仲間と
大切な映画を
大切な場所で
そんな三拍子が
私の眠気も吹き飛ばしてくれる位
とても嬉しく。

想像しただけで

想像力が
ワクワクするこころと相まって
そこには
笑顔だらけなのですが
私に今出来ることは
それだけでいいような
そんな素晴らしい時間です。

まだくらいこの夜空
大雨が降る度
一歩一歩春に近づいているのですね。
大地が乾く度に
当たり前に降ってくれる雨
この慈雨が
いつまでも在ります様にと
祈る職人なのでした。

夜明け前
そんな朝風呂は
新鮮な気持ちと
穏やかな気持ちを
ゆっくりと味わせてくれるものです。
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いろんな風

2009年03月19日 | ヤスさん日記
家の窓を全部開け放ち
風を一杯にとりこむと
家の中があかるくなりますね。
掃除をして
整理をして
今まで溜まっていたもの
いっさいを
引き出しにしまえる様に
そして
またいつでも
引き出せる様に。

風はいろんなことを
運んで来てくれます。
陽射しの香りや
虫の気配や
桜の花びらや。
穏やかな気持ちや
足りない気持ちや
まだまだな気持ちも。

校風や国風や風土。
そのコミュニティのもつ風が
どんな色と香りかで
全体を包むものなのかも知れません。

最近はいろんな風土に巡り会え
その土地土地の素晴らしい方々に
楽しい時間をいただいています。
新潟にもきっとそんな風が吹くことを
祈りながら。

Leyona - 風をあつめて



さっき入れ替えた風が
また新しいことを呼び込んで
素敵な日々になりそうです。
ナガさん
東京の風はいかがでしょうかね。
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大きくなったフキノトウ

2009年03月18日 | ヤスさん日記
春麗らか
新潟の空もいろんな空に繋がっているのだなー。
と思う今日この頃。
日本だけでなく世界にも
この瞬間に目覚めている子供たちが
いるわけですね。

陰影がないと
目からは情報が入ってこないようですが
はたしてそれが
見えないということなのでしょうか。
確かに情報量は少なくなる
はずなのですが、
昨日のフォルムに続き
微細さを求める時は
目を閉じ
静かに手で触れた方が
そのフォルムの滑らかさを
確かめることが出来たり。

三重苦といわれたマザーテレサ
その実際の微笑みは
きっと「えもいえぬ」慈悲に
溢れていたのでしょうね。

見えていると過信していると
逆に
見えないことや
見逃してしまうこと
気付かないこと
の方が多いのかもしれません。

庭には大きくなったフキノトウが
こんなところに隠れていたかと
春の陽気が見つけさせてくれました。
やっぱり世界が
こんな穏やかな空気に
包まれているのがいいな
と思う職人なのでした。
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やかんのフォルム

2009年03月17日 | ヤスさん日記
アトリエのあたたかい陽射しに
ストーブの役割もだんだんとなくなり
薪の香りから春の香りに
布団も干せるようなお天気
ナガさん
新潟は気持ちよいですよ。

やかんにも
いろんな形がありますが
そのフォルムに意味があるものが
やはり美しいのかもしれません。
口のくびれ
袋の丸み
底の大きさ
胴の張り
首の長さ
それぞれが相まって
やかんに成るわけです。

水差しとやかんの違いは
底の作りにあります。
火にかけやすいような大きさ
くびれもなく
五徳に調度良いサイズ
底一杯に火を受け
水をまろやかにしてくれます。

口は要注意です。
そのくびれや袋の丸みによって
水の切れが全く違い
銅のやかんの場合は熱湯を注いでも
口先でお湯が弾けることもありません。
傾かない様に
自然なフォルムで。

「相まっている」
部品と部品を合わせ
ひとつのカタチを創りだす。
やかんの中にも
会社の中にも
地域の中にも
自分の中にも
他との兼ね合いをみながら
ひとつのものをかたちどるってことは
素晴らしいものです。

尊重しあいながら
がいいな
と思う今日この頃です。
そんなやかんから頂くお茶も
また最高です。
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桜が二輪

2009年03月16日 | ヤスさん日記
ようやく私の庭にも桜が二輪
こんなことに気付ける心持ちが
職人には
やはり大切だなと。

心持ちと仕事のバランス
それを保つ為には
やはり写生がなのかもしれません。
自然なフォルムを捉えながら
こころを穏やかに
てくてく歩きながら
緑の中に溶け込み
味わいながら。

近くに集中することと
遠くを見通すことは
同じことなのかもしれません。

バランスを保つことも
突っ走りことも
同じことなのかも知れません。

ただひとつ
全ては繋がっているということを
感じながら
だとは思うのですが。

桜が二輪
冬を越えて花開く
この一瞬も
心に刻まれれば
ずーっと遺るものですね。
そんな出来事が
時間を越えるということ
の入り口なのかもしれませんね。

きょうの新潟は
ぽかぽかいい天気です。
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シンクロ

2009年03月15日 | ヤスさん日記
想いと想いがシンクロするとき
そこには素晴らしい世界が広がります。
筋書き通り
用意されていたような
そんな場面で
それを受け入れもっと素晴らしい方向へ
求め続けるに限るな
と思う今日この頃。
やっと
新しい世代への橋渡しができそうです。

今までやって来たコトゴトを
次の人達に
その段階の中で
仲間と広げて来た笑顔や繋がりを
静謐に眺めてみることができるな
と。

一段落。
イベントで知り合った仲間達
crossroad通り過ぎてゆく仲間
家族のような思いやりで
いつも励ましてくれる仲間
我武者羅のこの2年間は
いろんな仲間と出逢い
宝物沢山与えてくれました。

その想いをしかり保ちながら
nextstageへ。
大いなる一歩を踏み出した
後輩達が
どんな笑顔の輪を広げてくれるのか
楽しみにしながら
自分の使命をもう一度
捉える
いい機会になりそうです。

私が想っていたこと
彼女達が想っていたこと
その接点が輝きに
未来へと続く道になりそうです。
そして今年の夏も
熱くなりそうな新潟です。

ナガさん
またゆっくりと温泉にbeerと
是非、新潟に。
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待ってくれている人がいてくれる

2009年03月14日 | ヤスさん日記
冬が戻って来た新潟。
コートを仕舞おうかと思っていましたが
まだまだ新潟の冬は名残を魅せてくれます。
底冷えの寒さには
あたたかいcoffeeと素敵な音楽
気の温もりのアトリエで
仕事が出来ることに感謝しながら
今日もひと鎚ひと鎚こころを込めます。

「待ってくれている人がいてくれる」
なんて素晴らしい言葉の響きなのでしょう。
商品を
私を
言葉を
待ってくれている人がいてくれる。
アンテナを伸ばせば
どこかにいてくれる
はずです。

夢と現実が交差する朝方
昨日の続きを観ているような
大きな会場に沢山の人
ただその写真にはわたくしが。
そんな大掛かりなことは
しなくてもいいよ
といつも言っているのですが
どうも。

私の時には
みんなが笑ってくれているような
みんなが大酒を飲んでくれているような
そんなのがいいですね。
きっとその門をくぐるからには
こちらでの世界で
使命をやりきったってこと
なのでしょうから。

いつくるかもわからない
その時に向かって
今日も走ってみます。
ただ外は寒い
新潟の冬の残り香は
カラダに温度があることを
しっかりと教えてくれているようです。
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そんな夜のひとりごと

2009年03月13日 | ヤスさん日記
人の一生とは
なんなのでしょうね。
何億年も生き続けているこの地球
そこで繰り返された
輪廻
その中の一種
人間の歴史はまだまだ浅く
我が物顔でいる私達も
ほんの些細な一種に過ぎないな
と。

「私という現象は
 仮定された有機交流電燈の
 ひとつの青い照明です。」

環境のことなどを考えてみると。
人間は慎ましくならなければ
とか
美しさという行為が足りない
とか
繋がりを見逃してはいないか
とか。

魂が肉体を離れ
人間が灰になって
空に飛散し
それが風に流れ
呼吸と共に
誰かの肺の中へ

見知らぬ誰かを
私は吸っているのかもしれません。
見知らぬ誰かと
繋がっているのかもしれません。
見知らぬ誰かへと
繋がるのかもしれません。

私を論語に導いてくれた
大切な人の旦那様のお通夜に
参列させていただきました。
そんな夜の
ひとりごとです。
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一押しです。

2009年03月12日 | ヤスさん日記
誰が決めたか分からない
そんな日付変更線
越えてゆく夜更けに
この音楽は
いろんなことを乗り越えさせてくれます。

FUNKISTのBORDER



本気だからこそ
熱狂するその空間を
感じさせてくれる
彼らの音楽。

日々言葉を交わしていると
その言葉の質に
戸惑う時もありますが
彼の言葉は
すーっと
こころに沁み入る
そんな温度があります。

理想に向かっていく
理想に向かっている
その姿を
子供たちに感じてもらうことが
大切なのだな
と思う今日この頃です。

文字にしたら
甘っちょろいかもしれませんが
みんなが分かち合う世界は
必ずくるはずです。

春の陽は
当たり前に
洗濯物を乾かしてくれます。
この温もりが
いつまでも続くようにと
想う職人なのでした。
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