職人たちの徒然草

新潟県・燕市在住の職人ヤスさんと、東京都・杉並区在住の職人ナガさんの交換?日記です。

発心

2008年05月11日 | ヤスさん日記
発心する
時の感覚を想い出していました。
あの音の無い花火のような
衝動や波動が
広がる時。

今までの流れの
全ての積み重ねを
ひっくり返してしまうような時もあれば
その土台から一足飛びで
上昇気流に登る時もあれば。

破壊の無い
静かな打ち上げ

二日酔いなどには
もうならない
と思っている
と不意にやってくる
この世界は
自分をひとつの塊だと
再認識させてくれる
チャンスなのでしょうかね。

布団の中で
発心を想う

ここから解放されたら
完全燃焼!
と思う今日この頃です。
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大船

2008年05月10日 | ヤスさん日記
大船に乗ったつもりで
そんなコトバを
伝えられた今日この頃
自分の中に持つ
大船が
どんなチカラを
発揮してくれるものか
燃焼力は穏やかに続きます。

昨年に続き
仲間の参加するイベント
トレイルウォーカー2008
飢餓貧困を伝える為の
それが全てに繋がっている
と伝える為のイベント。
そのサポートとしての
職人です。

大切な仲間の
サポートをサポート。
自分の大船をソウゾウしてみると
ただ穏やかな海に
たゆたう船
あまりにも穏やかで。
それ故に
箱根の山道100kmを
48時間以内で踏破する
仲間と仲間のサポートに。

言い切れる
言い切る
そこにはみんなへの信頼が
降り注いでいるような
素晴らしい時間でも
あります。
そんなコミュニティーを
持てる
こと

また。

踏破の先に在るものを
一緒に観たいな
と思う職人なのでした。
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鎮守の森

2008年05月09日 | ヤスさん日記
清らかな高原
静謐な空気

木々に包まれている
という安心感
それはきっと
日常の中でも
コンクリートの一角だとしても
在る
ものなのだなと。

なにかあるごとに
「木を植えなさい」
と言うおじさん。
会社でのストレス
家庭の事
etc.etc。
そんなおじさんの講演会
を聞かせてもらうことが
できました。

日本の木々に対する
考え方を
大きく変換させてくれる
そんな機会
とても貴重な機会。
地元の荒れた山林を目にする度に
植えるよりも整備を
と思っていた今まで。
地元に今からでも
木を植えよう
と思う今から。

木々を山のものと
考えがちになっていた
なと。
鎮守の森が示してくれている
「叡智」
身の回りで木々が根を張り
台風、火事、地震
から身を守ってくれている
のだなと気づかせてくれました。

自然の猛威
から守ってくれる自然。
植える木々は多様性が
必要だということ。
いろんな木が混じり合いながら
それぞれの間隔で
それぞれの伸び方で
一世代が伸びれば
次の世代は下の方でじっと待っている。
その生命の輪廻が
きっと人間にも必要だなと。

確かな感触を持っている
本物だけが持つ
熱を発している80歳のおじさんは
あと30年は植え続けるそうです。
そんな宮脇昭さん

私もあと80年は
職人として
本物の熱を発せるように
成ろう
と思う今日この頃です。
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いろんな色

2008年05月08日 | ヤスさん日記
ナガさん
個展終了後の東京はいかがでしょうか。
夢うつつの日々
新潟の土はその時間を
花や種に水を注ぐように
育んでくれます。

虹色をみる度に
その先にある宇宙を想います。
水に浮かぶ渦をみる度に
同じカタチをしている
であろう宇宙を想います。
未だ見も知らぬものを
そのイメージで引きつけてくれるもの。

大乗と小乗

未だ知らぬ
というコトバに含まれる
イメージが
太古の昔から
沢山の創造を
掻き立ててくれてのでしょう。

論理物理学者の
リサランドール曰く
物質世界は4%に過ぎない
とか。
その他の部分には
どんな世界が広がっているのでしょうね。

透明な果実の味は
甘いものか
酸っぱいものか

可視の色の
イメージを持たない世界
を創造してみると
また、新たな視点が
発見されるのかもしれません。

虹色は多様性の色
様々が
様々でいい。
虹色はお互いを活かし合って
矛盾無く寄り添っている
そんな色なのかもしれませんね。
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休日散歩

2008年05月07日 | ヤスさん日記
休日の始まりの始まり
花の種を植えて
仕事して
掃除して
車を走らせ
ひと風呂浴びて
頭にタオルをビシッと巻いて
商店街を散歩して
揚げたてのコロッケを買って
お惣菜を買って
Beerを買い込んで。

商店街のコロッケ屋さん
揚げたての
サクサクジューシーを
beerと一緒に
何気ない日常の幸せ。

雪駄の音と
昼下がりの温度

時は流れ
とうに陽は落ち
誰もいない商店街
右手に雪駄
左手にタオル
ヒタヒタと感じる
アスファルトの温度。

誰もいないのに
妙な安心感は
朝はきっとまたやって来て
日常の日常が始まる
から
なのでしょう。

ひとつひとつ
温度を噛み締めながら
朝焼け前の商店街は
ゆっくりと静かに
眠っているようでした。
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ひとやすみ

2008年05月06日 | ヤスさん日記
新潟は小雨がぱらつき
ギラギラと照りつける太陽も
ひとやすみ
こんな日は仕事に没入
ひとつひとつの作業を確かめる分
静かさに助けられます。

街の空気と作業性
の関係がとても大きく作用している
コトもあるようで。
街が仕事の空気に包まれているとき

ゆっくりと時間が流れている休日

特にこの季節は
その差が激しいようで
どうもその周りがゆったり空気
の時の方が仕事も進むなと。

街の忙しさ
空気の香り
その振れる音

大きい窓
そこから降り注いでくる陽光
右手に受けながら
coffeeの香りと
観葉植物の緑

視野の隅に感じる
小さなコトゴトが
仕事の上でもとても大切なのだな
と。

ナガさん
今日の薄曇りの空は
程よい陽加減で
早々に仕事を片付けたら
自転車で飛び出したいところ。
空気で変わる人のココロ
それを支える小さいもの達
今日の青もまたよしです。
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earthday

2008年05月05日 | ヤスさん日記
土の感触を
芝生の感触を
コンクリートの感触を
足の裏で感じる
ってことを日がな一日。
心地よい音楽
柔らかい人達
子供達の笑顔
犬の散歩
寝転がってその目線で
ってことを日がな一日。

広い芝生の公園に
様々の屋台が並び
ステージの背景には越後の山々
こんなロケーションでの
イベント

地球を感じるってことは
自分を感じるってことと
同じようようなもんで
本当は近くにあるのに
やや遠目でみている
のかもとか。
本当の所で感じてみると
いろんな発見があるものです。

地域それぞれのカタチで
国それぞれのカタチで
人それぞれのカタチで

地球を感じている
ってコトが日常に溶け込んでいる
その国の人達は
日々の糧を得るコトにも
感じているのでしょうね。

「日常の瑣事にいのちあれ
 生活のくまぐまに緻密なる光彩あれ」

洗濯物がひらひらと
日光の恵みを受け止めたそれは
あたたかくカラダも包んでくれる
今日この頃。
時には近くのものも
遠くから眺めてみると
ってことも
ありますし
グリーンウィークは続きます。
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白の一線

2008年05月04日 | ヤスさん日記
いつかみた記憶
を思い起こしてくれる
そんな絶景に出会えたとき。

吹かれる潮風
鳥のさえずり
とりどり新緑
穏やかな海
尾根づたいの道

そこに飛び込めば
羽ばたけるような
それが自然な気持ちとして
湧き出てくるような記憶。

地元の再発見
見慣れた山も
いつもとはひと味違った
トレッキング
人との出会いは
違った視点を与えてくれるものです。

探検
リズム
信頼
遊び
発見

そんな小学生時代
自分で遊びを作り上げ
愉しんでいた。
その源泉に
もう一度カラダを浸し
本当の意味での愉楽
を発見しているような今日この頃。

程よい眩しさの太陽
青空を横切る飛行機
そこに描かれる白の一線が
くっきりと浮かび上がる
素晴らしい午後のひと時です。
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眼前の虹色

2008年05月03日 | ヤスさん日記
ナガさん
新潟は快晴続き
グリーンウィークの後半も
山の緑と空の青さが愉しめそうな
新潟です。

仕事没入
やはりその負荷が
時には必要なのだなと。
本当の時間の中に入ってゆくような
そんな気分
自分の中で計画したものを
ひとつひとつ
と確かめてゆく作業が
時計の針とは
少し離れたところで進んでゆきます。

きっと、それは
基準法や取り決めも
飛び越えて
一日の3分の2でも
一日の4分の3でも
没入
ひと味違ったものさしです。

職人の世界では
手早さが必要です。
それは効率を上げるため
というよりも
「その瞬間に込める」
というコトなのだな
と思う今日この頃。
確実に手間をかけなくては
見いだせないものものありますし。
その人それぞれの世界観は
きっとそのバランスから
感じられるものなのでしょう。

「その瞬間に込める」
には
日常の瑣事をどう送っているのか、や
頭の中の知の泉の色、や
日頃の思索の方向、や
本当に長い長いモノが
「」の中に映るものです。

朝起きたての発見は
まつ毛に映る朝日。
キラキラと輝くまつ毛
虹色はこんな所にも
在るものですね。
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真っ白な灰に

2008年05月02日 | ヤスさん日記
ナガさん
その後東京はいかがお過ごしですか?
新潟の朝は早く
東京で見つけたものが
自分のカラダに染み込むよう
職人の朝は始まります。

思索を巡らせる中で
そして
身体を使ってゆく中で
ふとした時に掴むコト
一旦停止して
その渦中に入ってゆくコト。

兎に角、考えてみるコト
兎に角、動いてみるコト

どちらにしても
その瞬発力が大切だな
と。
ナニゴトも後回しにせずに
ひとつひとつを
しっかり感じてゆこう
と思う今日この頃です。

真っ白になれた
矢吹ジョー
それは貫く中で身につけた
信じるココロ
なのかもしれません。
貫くには
貫くなりのモノを
カタチにする事になるでしょうし
それがどんなカタチになるか
は精進次第
ということで。

新潟での日々は
また新しい試みの時間になりそうです。
日常が見違える
ほんとうに
葉っぱの一枚一枚が
新しい予感を与えてくれる
そんな朝なのでした。
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