職人たちの徒然草

新潟県・燕市在住の職人ヤスさんと、東京都・杉並区在住の職人ナガさんの交換?日記です。

鎮守の森

2008年05月09日 | ヤスさん日記
清らかな高原
静謐な空気

木々に包まれている
という安心感
それはきっと
日常の中でも
コンクリートの一角だとしても
在る
ものなのだなと。

なにかあるごとに
「木を植えなさい」
と言うおじさん。
会社でのストレス
家庭の事
etc.etc。
そんなおじさんの講演会
を聞かせてもらうことが
できました。

日本の木々に対する
考え方を
大きく変換させてくれる
そんな機会
とても貴重な機会。
地元の荒れた山林を目にする度に
植えるよりも整備を
と思っていた今まで。
地元に今からでも
木を植えよう
と思う今から。

木々を山のものと
考えがちになっていた
なと。
鎮守の森が示してくれている
「叡智」
身の回りで木々が根を張り
台風、火事、地震
から身を守ってくれている
のだなと気づかせてくれました。

自然の猛威
から守ってくれる自然。
植える木々は多様性が
必要だということ。
いろんな木が混じり合いながら
それぞれの間隔で
それぞれの伸び方で
一世代が伸びれば
次の世代は下の方でじっと待っている。
その生命の輪廻が
きっと人間にも必要だなと。

確かな感触を持っている
本物だけが持つ
熱を発している80歳のおじさんは
あと30年は植え続けるそうです。
そんな宮脇昭さん

私もあと80年は
職人として
本物の熱を発せるように
成ろう
と思う今日この頃です。
コメント
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