職人たちの徒然草

新潟県・燕市在住の職人ヤスさんと、東京都・杉並区在住の職人ナガさんの交換?日記です。

重ねる

2016年02月01日 | ヤスさん日記
山の麓
雪の降り重なる空間で
銅鍋づくり体験。
静かな雪原に
カンカンと鳴り響く鎚音。
日曜のひとときに産まれた銅鍋は
幾年もその歴史を重ねてゆくでしょう。
ながさん
岩手のその後はいかがお過ごしですか。

幾年も重ねる
時を重ねる
そこに刻まれた記憶は
ものだけではないのだろうと思います。
土地にも
人にも
そこで重ねた時間の分だけ
記憶と想いが留まってゆく。

ゆっくりとゆっくりと
空から舞い降りる雪が
そのひと時でも積み重なる間。

ながさん
新潟はゆっくりと進んでおりますよ。
もちろん
激しく動いて動いて
それでもゆっくりと進んでゆく佳きこと。
いつかの為に
大切な今も重ねてゆきたいな
と思う職人なのでした。
コメント
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