職人たちの徒然草

新潟県・燕市在住の職人ヤスさんと、東京都・杉並区在住の職人ナガさんの交換?日記です。

器と供に

2014年08月30日 | ヤスさん日記
「あなたは美しいものに囲まれて暮らしていますか?」
この問いかけ。
美しいものって
人それぞれで
その価値基準が
私がそう感じるってところだったら
いいな
と思う朝。
ものづくりの現場に於いて
自分が生み出す事の覚悟も
この辺りで醸成されるのかもしれませんね。
ながさん
かなり涼やかな朝です。
東京はいかがお過ごしですか。

器を持ち歩いていると
いろんな表現に出会います。
その中のひとつに
「見せびらかしている」
という表現と出会う時があります。
それはきっと
持ち歩いている物の価値を
どこで判断しているのだろう
という所。

価格なんてのは
ひとつの物差しの基準でしかなく。
それが高いかどうか
ってのは
自分の身に引きつける上での
ひとつの判断でしかなく。

美しいと思い
それを手に取る事ができ
その機能が持ち歩くことに適していれば
当然一緒にいる時間も長くなるのだろうな
と。

ものづくりの現場でも
自分のつくったものに愛情を持てなかったり
自分で使う事からほど遠いものもあると感じます。
しかし
生み出すからには
その生み出すという行為に
いつも責任を持っていたいな
と思う職人なのでした。

ながさん
今日もひとつ
前に進むとしますかね。
コメント
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