職人たちの徒然草

新潟県・燕市在住の職人ヤスさんと、東京都・杉並区在住の職人ナガさんの交換?日記です。

対峙

2013年03月25日 | ヤスさん日記
花曇りの新潟。
なんとなく
ぼんやりとしたい時間を作りたいと
coffeeをいれた湯気の向こうに
なにか見えた気がしました。
ほんの束の間のぼんやりとした時間。
ぼんやりとした分だけ
なにか明確になった気がします。
ながさん
東京はいかがお過ごしですか。

岡本太郎さんの話を思い出します。
僕の絵の前でじっとみつめていた女性が
 『ほんと嫌な絵だわ。』と言って去っていた。
 なんて素晴らしい事じゃないか。
 彼女は僕の絵とちゃんと対決してくれたんだ。」
確か二時間ぐらい
この女性は絵の前に居たとか。

鑑賞なんて
生易しいものではなくて
きっと
作品と対峙していたのでしょう。
自己との批評を
絵の前で行うような
その力たるや
想像しただけでも
凄い時間だなと思うのです。

ながさんとの二人展。
7月の終わりまで
あと3ヶ月。
この数年の時や距離を超えて
お互いに対峙できる事
嬉しく思うと共に
削ぎ落とされてゆく肉を
昇華してゆきたいと思います。

さて
もうひとたたき
先ずは自分自身と対峙してみます。
コメント
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