職人たちの徒然草

新潟県・燕市在住の職人ヤスさんと、東京都・杉並区在住の職人ナガさんの交換?日記です。

見えない部分を描く

2012年03月29日 | ヤスさん日記
見えない部分を描くコト
絵描きの中で
私が尊敬する人は
そのあたりを描ききっている
のだと思うです。
例えば
岸田劉生の切り通しの図
なんかは
あの変哲も無い景色からも
ぬっ
と誰かが出てくるような
そんな気がするのです。
そんな見えない部分を描く
って
銅器にもあると思うのです。

ながさんの
絵の中にも
ストーリーが感じられる
というのは
その見えない部分のひとつ
だと思うのです。
切り取られた絵の
前と後が見える。
それを
銅器に置き換えたら
どうなのだとうか。

例えば
絵がかないコトで
想像させる
ってあるじゃないですか。
それが
銅器ならどんなことなのかな
と。

実際のモノとしては
見えない部分に
どれくらい手をかけられるのか
ってことも
あるのだと思うのです。

けど
銅器において
みえない部分ってなんなのかな
と。

その銅器の
ストーリーはあると思うのです。
そこらへんが
見えない部分になるのかな
と思いつつ。
銅器ならどうなのかな
と考える
春のひとときです。

ながさん
今日もやりきりました。
明日もやりましょうね。
コメント (2)
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