職人たちの徒然草

新潟県・燕市在住の職人ヤスさんと、東京都・杉並区在住の職人ナガさんの交換?日記です。

変革期

2011年11月08日 | ヤスさん日記
先々のいつかからみたら
今は
ものづくりの変革期
と呼ばれるのかもしれませんね。
その変革期の少しの時間を
私も過ごしている。
けれど
その少しの時間の積み重ねや繋がりが
変革期たる所以なのでしょうね。
ながさん
新潟の秋は長いですよ。

使うモノでありながら
空間を作るモノ
これが千利休のものづくり
だったのだと私は思うのです。
使うだけではなくて
それが在ることで
ある意味
主が空間を掌握する道具
でもあったのではないかと。

それが時代を経て
人口増加と共に
使うモノとしての幅が広がって
今日まで至る。

けれどこの変革期
利久の時代に戻る
というよりは
それに加えて
エネルギー的な
もっと目に見えないモノを
明確に形にする
ということが重要になるのではないかと。

科学的
ということが
誰が何度やっても同じ結果が出る
ということなら
そこまで高められる
はずだと思うのです。
ものづくりでも。

私は今まで
人それぞれに合わせたものづくり
をしていましたが
それに加えて
同じように作って
同じように感じてもらえる
というモノにも
挑戦してみようと思うのです。

まだ見えぬ
誰かに向かい
できるだけ同じ効果がでるような
ものづくり
です。

そんなことを秋の空に考えます。
新潟の秋は長い
このあたたかさのもと
冬に向けての準備を深めたいと思います。
コメント
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