職人たちの徒然草

新潟県・燕市在住の職人ヤスさんと、東京都・杉並区在住の職人ナガさんの交換?日記です。

一人旅

2008年11月05日 | ヤスさん日記
坂道の向こうに登る
朝陽に向かい
大切なことに向かい
一歩進み始める
晴れ晴れとした朝です。

一人の電車旅
目的を果たした後の充足感と
一息ついた後の漠々とした
曰く言い難い気持ちが
混沌と。
車窓を流れる沢山の景色
眺めるとはなしに眺め
眠るでもなくうとうととし
食べるでもなく飲み
ただ漠々と
これらの時間の流れを
遠くから眺めているように。

子供の頃
運動会が終わり報告できる
家族の居ることの
ありがたさが
今になり
こころに深く沁み入り。
祭りの後の
暖かい布団が
家に待っていてくれる
そのスペースが
どれほど
安心を与えてくれるのか。

そう
それは大人になっても
こころの置き所が
どこかに在る
その場所が
はっきりと
そこに在るという
安心感が
不可欠なのだな
と思う今日この頃です。

そして
親の偉大さや
重要さ
感謝の気持ちや
孝行を
現せればな
と思う職人なのでした。

電車の中傾けられるビールと
微睡みの中の夢。
運動会の後
走って帰る後ろ姿が
とても力強く
なにかとても遠くて大きな
存在に感じられる昼下がり
なのでした。
コメント
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