職人たちの徒然草

新潟県・燕市在住の職人ヤスさんと、東京都・杉並区在住の職人ナガさんの交換?日記です。

続々・地域通貨

2008年11月04日 | ヤスさん日記
コミュニティの中で
回るもの
その絶大なる信頼があれば
それすらも必要ないのだろうな
と思う今日この頃。
ナガさん
東京はいかがお過ごしでしょうか?

ミヒャエルエンデを始め
様々な人が
深く深く想いを馳せ
根本から問い直していた
「お金」のこと。
今だからこそ
もう一度
掘り起こすことで
大きな変化の兆しを
その中から
見つけられるのかもしれません。

地球の上で起こっている不均衡
が少しずつでも
均されるとき。

もし
一日の中で
私が満ち足りる
という時間が持てるとしたら。
もし
私の持っているものを
ほんとうにできるだけでも
分ち合うことができたなら。
もし
大きな大地を自然を
共有していると
感じることができたとしたら。

本来なら
信頼関係の中で
安定的なものも
キャパシティを広げると
また
色々な思惑の中で
均衡を崩すもの。
しかし
そこに絶大なる信頼を
刷り込む方法が
あるとしたら。
大きな力は
それを使うのでしょう。

地域通貨
というよりも
コミュニティ通貨がもつ
狭いからこそ持つチカラ。
そして
それが流通し始める上で
もうそれは
いつか必要なくなる
時を目指すのでしょう。

夢想なのかもしれません。
しかし
いつか
全てのコトが
そんなものを
介さずとも。
それぞれが
思い遣り
優しさの中で
できるだけのコトを
できるだけ差し出し合えれば
いいなと。

人間五十年
下天の内をくらぶれば
夢幻の如くなり
一度生を得て
滅せぬもののあるべきか

本来の姿とは
どんなものなのでしょうね。
新潟の新米の美味しさ
秋刀魚の塩焼きの美味しさ
味噌汁の美味しさを
感じながら
ふと、思う職人なのでした。
コメント
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