旅行ガイドブックといえば今は「地球の歩き方」や「わがまま歩き」が代表的でしょうが、かつて現在の宝島社の前身JICC出版局から「宝島スーパーガイドアジア」シリーズが出版されていました。対象は個人旅行、それも一人旅に必要なデータやガイドをまとめてあり、またコラムも宝島らしく当時まだ隆盛を極めていた新北投の紅灯区で働く小姐、後に侯孝賢監督の戯夢人生で日本にも知られることとなった李天祿を訪ねた記事などかなりマニアックな内容になっています。昭和58年(1983)出版ですから台北車站はもちろん地上時代、淡水線も健在な頃で地図や交通データ、ホテル・レストランリストなどは現在ほとんど役に立ちませんが、読み物としての充実度とこの30年で大きく変わってしまった台北・台湾の素朴な昔の姿を見ることができるこのガイドブックは今でもお宝の一つです。
序文にいわく台湾への旅は新宿西口ドブ板横丁の飲み屋で働く台湾からの出稼ぎ少年との出会いから始まったいうディープさ
駅も線路も全て地上 もちろんMRTや新幹線はありません
裏表紙は昨日も登場した日本アジア航空の広告 水着が時代を感じさせます
こちらは翌昭和59年発行の香港・マカオ・広州編初版 こちらも山口文憲氏が参加しておりスージーウォンの世界の解説があるなどマニアックな仕上がりになっています
97年の返還は決まっていましたが当然当時はイギリス領 空港も啓徳機場でキャセイも旧塗装
序文にいわく台湾への旅は新宿西口ドブ板横丁の飲み屋で働く台湾からの出稼ぎ少年との出会いから始まったいうディープさ
駅も線路も全て地上 もちろんMRTや新幹線はありません
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97年の返還は決まっていましたが当然当時はイギリス領 空港も啓徳機場でキャセイも旧塗装