亜熱帯天然色百科

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とんちゃんやふじ

2009-08-09 23:20:00 | 食堂・居酒屋
とんちゃん屋とは豚ホルモンのアミ焼き屋です。今の小綺麗な焼肉屋とは違いクーラーがあっても煙もうもうのため開けっ放し、壁は煙で燻されサッポロ生ビールのポスターの女の子も真っ黒けというのが名古屋の正しいとんちゃん屋のあり方です。しかしここ10年ほどで伝統的名古屋とんちゃん屋は再開発や店主の高齢化でずいぶん少なくなってしまいました。その昔、贔屓にしていた新幹線の鉄橋で有名な六番町のとんちゃん屋では、酒を頼むと2級酒がアルマイトの小さな薬缶でコップと共に出てくる、改めていわない限り1級酒は出てきませんでした。夏の夕方、開けっ放しの店でとんちゃんを焼きながら鉄橋を疾走する新幹線、国道1号線の騒音計(騒音公害訴訟で有名になった六番町ですから)のデジタル数字を眺める楽しみは遠い過去です。六番町の店が無くなって以降、通っていたのが大須のとんちゃん屋岡ちゃんでした。大須観音南の路地の中、セメント瓦、木羽目板造りの借家の土間にあみやき台が4台ほど20人も入れば一杯でいつも店の外には順番待ちという有名店でした。7年前?の正月、大須観音へ初詣の帰りに寄ったところ店主夫婦は高齢で緑区から通っていてしんどいから店をたたむことにした、後は常連さん?が近くで引き継いでいくからまた贔屓にしたってということで、このとんちゃんやふじに通わせてもらっています。
向かいはヨメですが、隣は相席の女性二人、とんちゃんやでは相席が当たり前です
とんちゃん、きも1皿250円、当然名古屋赤味噌味、岡ちゃんからの伝統を引き継ぐきゅうりの糠漬け400円、いつもきゅうりは2皿は食べてしまいます、ヨメが持っているライオンキングは団扇、団扇が無いと暑さと煙で倒れます
店内は煙もうもう、岡ちゃんのころにはアミの上でとんちゃんをひきずると焦げがとんちゃんに付くと、店主の親爺に怒られたことがありました
ごちそうさまでした、平日の9時ですが外はまだ順番待ちです、ちなみにこの日は生中2杯、チューハイ2杯、とんちゃん、きも他で5,800円でした
コメント
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