台湾鐡路南廻線は枋寮と台東を結ぶ98.25㌔の路線で中央山脈南端を貫く中央隧道の工事に時間を要し開業式典を行ったのは1991年12月、信号設備が完成し正式に開業したのは92年10月と80年7月の着工以来12年を要しました。
初めて車で墾丁へ行った20数年前にも国道のはるか上に完成した路盤が見えていましたが、一向に完成したという話は聞こえてこず、当時は現在ほど情報取得手段もなかったため、いったいいつになったら完成するのだろうと思っていました。この南廻線に初めて乗ったのは2003年12月31日、台北を朝7時の自強號で発ち、屏東線の普通列車に乗り継いで枋寮へ着いたのが13時半過ぎ、街で炒飯を食べた後、15時前発の台東行き普通列車に乗り込み、いよいよ2時間の南廻線の旅が始まりました。
今日は第1回目ということで高雄~枋寮を結ぶ屏東線です。今では姿を消してしまった普通列車の高雄発車待ち風景です。