”半期に1度の大バーゲン”と今までに何度も目にしたチラシに誘われ、近くの革製品(バッグ・財布・ベルトなど)を売る店を覗いた。チラシは毎度派手でその度にどうしようかな、と思うもののセール日が3日間しかないので都合がつかず叶わなかった。今回は珍しく、出かけられる事になり楽しみにしながら行ってみた。ところがー。店に着いた時点で後悔。客は数名いて、それなりにバーゲン会場っぽくはなっていた。ただ、入り口に職人気質らしいオヤジがバーンと腰に手を当てて立っていた。そんなのがいたら客が入り難いとは思わないのか。商売が下手だね。しかも「いらっしゃいませ」の一言があるわけじゃなし。まるで万引き防止の為の警備員のように目を光らせていて感じが悪いったらありゃしない。そんな気分で入店したせいか入った途端こりゃいいのないわ、と。バーゲンってどこへ行っても感じるが、今日は当たり、或いは外れ、とはっきりしているもの。数年越しの思いで折角足を運んだのだから、と気を取り直して一回りはしてはみた。値段は安いが、欲しいものはなかった。入り口のオヤジがいなかったとしても残念な結果に違いはなかったと思う。ある程度の年齢がいくと本当に欲しいものかどうかを考える。物欲ってやっぱり若者の特権じゃないか、と悲しいかなオバサンは思う。