70年代後半から80年代前半にかけて、次々とロックバンドがあらわれた。今のようにエグザイルとジャニーズに全てを持って行かれるような音楽業界ではなかった。個性あるバンドが多くて見聞きしていて楽しい時代だった。そんな中にシナロケもいた。どー見ても純粋な日本人じゃない鮎川誠さんが率いていて彼ひとりでも絵になるバンド。見た目はかっこいいのに話す言葉は九州なまりでそのギャップに笑えた。しかも彼はギタリストでヴォーカルは苦手だったのか、マイクはシーナにお任せ。歌い方や声に対しての評価はそれぞれに分かれるところだろう。イマイチ、と内心では思っていた。複数のバンドが出演するコンサートで何度か生演奏も聞いた。特別、ファンではなかったが時代を共にしていたので親近感はあった。昨日そのシーナさんが子宮頸がんで亡くなった。孫も生まれ誠さんと一緒に可愛がっていたとか。61歳だそうだが、子宮がんってある程度の年齢以降はならないものかと思っていたのでちょっとショック。乳がんと同じく生きている限り油断は出来ないって事か。ご冥福を祈ります。合掌。