スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

女流王位戦&自己原因

2006-10-24 22:19:09 | 将棋
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 女流王位戦第三局。まず対局とは関係ないのですが,初手の動画で,対局場に入室する清水女流王位が丁寧に礼をしていたのがかなり印象に残りました。将棋の方は石橋女流四段の先手で▲7六歩△3四歩に▲1六歩△1四歩。これは第一局と同じです。本局はここで▲2六歩だったので相居飛車(清水王位は振飛車はまずやりません)。22手目,清水王位が△5五歩と中央の位を取り,28手目に△6五歩から一歩交換。対して石橋四段は41手目▲5六歩~▲5八飛で中央を奪還に。奪還することはできませんでしたが,56手目△2二王で相矢倉が完成したところでは,先手が9筋の位を取っているのに対して後手の右の金が明らかに立ち遅れていて,はっきりと石橋四段が優勢になっているものと思います。以下,59手目に▲3五歩と仕掛け,67手目の▲1五歩から総攻撃。一直線に攻めたので反撃を喰らいましたが,正確に逆転したという局面はたぶんなく最後は入玉する形となり(石橋四段自身は,はっきり自分が勝ちと分かったのはこの辺りのようです),石橋四段の勝ち。快勝だったと思われます。これで清水王位の2勝1敗。第四局は31日です。
 明日は船橋で平和賞。2歳戦で難しい部分もありますが連勝中のフリオーソ◎に期待します。キンノライチョウ○が強敵で注目は岩手のパワードリーム▲(パワードリームは船橋の馬で,3番。これは4番のネバーオブライトの勘違いです)。あと,レイズミーアップ△,ミウラリチャード△まで。

 時間という概念からすれば絶対に存在しなければならない,それ自身の自由意志によって存在する最初の存在。当時の僕は,それこそが神というに相応しい存在ではないかと思ったのです。これは,このように考えたのであればある意味では当然のことで,普通に僕たちが周りを見渡して事物をみた場合には,どんなものもそれ自身によって存在するわけではなく,何かほかのものを原因として存在するわけですから,それ自身の自由意志によって存在するということは,特質としては神に属するであろうと予測しても不思議ではないでしょう。で,このそれ自身の意志によって存在するということが,僕の中ではスピノザが第一部定義一でいっている自己原因と結びついたのです。神と自己原因。それはその当時の僕にあっても紛れもなくスピノザ哲学の範疇と思われました。これが僕が再びエチカを読み直してみる直接のきっかけになったのです。

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