スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

キタサンブラック&反復

2022-11-25 19:26:37 | 名馬
 天皇賞(秋)を勝ったイクイノックスの父はキタサンブラックです。父は2004年にスプリングステークスを勝ったブラックタイド。母の父はサクラバクシンオー
                                        
 デビューは遅く3歳1月になりましたが新馬を勝利。続く条件戦も連勝しました。このときの内容が強かったので,上の方までいく馬だと思ったのですが,すぐにスプリングステークスを勝って重賞制覇を達成。皐月賞ドゥラメンテの3着。ダービーもドゥラメンテの14着と大敗を喫しました。
 秋の復帰戦となったセントライト記念で重賞2勝目。そして菊花賞で大レースを制しました。有馬記念は3着。
 4歳初戦の大阪杯は2着。天皇賞(春)を制して大レース2勝目。宝塚記念は3着でした。
 秋は京都大賞典で復帰し重賞5勝目。ジャパンカップを勝って大レース3勝目。有馬記念は2着。JRA賞の年度代表馬に選出されました。
 5歳はこの年から大レースとなった大阪杯を初戦に選んで大レース4勝目。さらに天皇賞(春)をレコードタイムで連覇。宝塚記念は9着と生涯2度目の大敗を喫しました。
 秋は天皇賞(秋)で復帰して極悪馬場のレースを制して大レース6勝目。ジャパンカップは3着でしたが引退レースとして出走した有馬記念で大レース7勝目をあげました。この年もJRA賞の年度代表馬に。
 生涯で2度の大敗は,レース前から精神面での安定を欠いていたために体力的な消耗が大きくなってしまったもの。それ以外はきわめて安定した成績を長きにわたって残しましたから,競走能力は疑い得ません。ファンの人気も高かった馬ですから,繁殖牝馬には恵まれるでしょう。ただ血統面はやや貧弱で,そういう馬は種牡馬としては大成しないというケースが往々にしてあります。自身の競走能力でその部分をどう跳ね返していくかというところでしょう。

 さらにもう一点,以下のことからも,入門書を読むということに意義があると僕が考えているということ,また前々からそのように考えていたということは理解してもらえると思います。
 僕がある事柄について新たに考察を進めていくとき,多くの場合はそれ以前に考察をしている事柄について,すでに考察したといったり,あるいはその考察した事柄を部分的に援用したり,そうでなければ必要となる定義Definitioや公理Axioma,あるいは定理Propositioに訴求するかします。もちろんその場合に援用される定義とか公理そして定理というのは,このブログの中から援用するのですから,それについてすでに考察がすんでいるということになります。そうした部分を基礎としなければ新たな考察はすることができない,他面からいえば新たな考察を進めていくというときには,必ずそれを進めるための前提となる基礎部分がありますから,これはきわめて当然のことです。いい換えればこれは僕がとくにそうしているというわけではなく,スピノザの哲学について考察していく場合はだれでもそのようにするのですし,もっと一般的に,ある何らかの考察をするというときには必ずその前提としての基礎が必要になるということを踏まえれば,だれが何を対象に考察するのであっても,これと同じような方法が採用されます。あるいはこうした方法を採用しなければ,何事かを考察するということ自体が不可能であるといってもいいでしょう。
 しかし僕が必ずそうした方法を採用したかといえばそうではなく,前提となる基礎的部分から再び開始するというケースもありました。なぜすでに済ませてあるような手続きを再び最初から繰り返すのかといえば,そうしたことは,常に必要であるとはいえないにしても,時としてそのように反復する方がよいと僕が考えているからです。これもまた僕に特有のことではなく,一般に何事かを考察していくときには,考察の手続きの手順だけが示されるのであって,なぜそのような手続きでそれを考察したのかということが説明されることはありません。厳密にはないわけではなく,ある場合もあるのですが,それは特別な場合で,その説明が必要な場合に限られます。

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