スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

農林水産大臣賞典兵庫ジュニアグランプリ&理解度

2022-11-24 19:24:13 | 地方競馬
 第24回兵庫ジュニアグランプリ
 少し気合をつけてスペシャルエックスがハナへ。2番手にジョウショートニーとエコロアイ。2馬身差でオマツリオトコとマルカラピッド。その後ろはスターキーとデステージョとバウアーズとジンステージ。3馬身差で追走していたトレドは1コーナー手前で故障を発生して競走中止。ジョイブラックが11番手でラブミーモナコが最後尾で発走後の正面を通過。向正面に入るとエコロアイが半馬身差の2番手に上がり,2馬身差でオマツリオトコ,さらにラブミーモナコ,デステージョという順になりました。ミドルペース。
 3コーナーからスペシャルエックス,エコロアイ,オマツリオトコの3頭で雁行に。一番外を回ったオマツリオトコが2頭を捲り切って先頭で直線に。そこからは差を広げる一方となって快勝。勝ち馬には捲られたもののそれ以外の馬は離したスペシャルエックスが4馬身差で2着。一杯になったエコロアイの外から伸びてきたデステージョが2馬身半差で3着。
 優勝したオマツリオトコはここまで3戦2勝の成績だった馬で重賞は初制覇。負けたのも函館2歳ステークスの3着でしたから,評価を落とす必要があるものではありませんでした。このレースはJRA所属で2勝している馬と,北海道から遠征してきた2頭の争いという構図。連勝で出走してきたトレドの競走中止は残念でしたが,概ね順当な結果になったといえるでしょう。ペースがさほど速くならなかったので,末脚を武器にする馬たちにはやや不利となりましたから,4着のマルカラピッドまでは着差ほどの能力差があったわけではないと思います。母の父は2000年にアンタレスステークス,2001年にアンタレスステークス,2002年に平安ステークス,2003年に平安ステークスとマーチステークスを勝ったスマートボーイ。祖母の父はバブルガムフェロー
 騎乗した横山武史騎手は兵庫ジュニアグランプリ初制覇。管理している伊藤圭三調教師は第19回以来5年ぶりの兵庫ジュニアグランプリ2勝目。

 このブログが開始されたのは2006年の3月でした。よってすでに16年半以上の年月が経過しています。僕がその中で紹介してきた諸々の入門書は,必ずしもこのブログが開始された後に読んだものであるというわけではなく,それ以前に読んだものもありました。しかし中にはこのブログの開設後に発売されたものもあるわけですから,そうしたものについては当然ながらその後に読んでいるわけです。つまり僕は入門書というのを,文字通りにスピノザの思想のための入門として読んでいる,あるいは読んできたというわけではなくて,スピノザの思想についてある程度の知識を蓄えた後にも読んでいるということになります。
 僕が『エチカ』を最初に読んでからでいえば,すでに30年以上の時間が経過しました。その30年の間,僕が常にスピノザの思想に関心を抱いていたといえば必ずしもそういうわけではなく,スピノザの思想のことを気に掛けていない時期というのが確かに僕にもありました。ただ,30年という時間の中でいえば,そうした時期というのはきわめて短期間になりますから,今の僕は,初めて『エチカ』を読んでから30年以上の間,ずっとスピノザの思想に関心を抱いていたといったとしても,厳密な正確性は欠くとしても,強弁であるとはいえないだろうと考えています。そしてそれだけの年月があれば,最初に『エチカ』を読んだ時の僕と比べれば,現在の僕はスピノザの哲学に対する理解度というのは,かなり深まっている,これはあくまでも過去の僕と現在の僕の比較であって,僕と僕以外のだれかの比較ではありませんが,その理解度が深まっているのは間違いありません。そしてそういう状況で,僕はまた入門書である『はじめてのスピノザ』を読んだのです。
                                        
 こうした状況から,入門書を読むということには意義があると僕が考えていることは理解してもらえるのではないかと思います。ある程度まで知識が深まれば,もう入門書などは読む必要はないというのもひとつの考え方としてはあり得るのであって,もしも僕がそういう考え方をしていたとするなら,『はじめてのスピノザ』を読むというようなことはなかったでしょう。

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