スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

習志野きらっとスプリント&原因たり得るもの

2013-07-16 18:54:21 | 地方競馬
 地方競馬スーパースプリントシリーズのファイナルとなっている昨日の第3回習志野きらっとスプリント
 抜群の発走だったラブミーチャンですが,内からスパロービートが先手を主張してくると譲って2番手に控えました。すぐ外にスターボードが続き,この3頭が前。直後にアーリーロブストも差がなく続きました。最初の400mは22秒8ですから,ミドルペースといっていいでしょう。
 ラブミーチャンは4コーナーを回るとスピードの違いでごく自然に先頭に。一緒についていった3頭はここでギブアップとなり,あとは独擅場。5馬身差の圧勝になりました。先行馬の壊滅に乗じ,向正面から追い上げていったディープハントが2着。大外から伸びたアイディンパワーがクビ差まで迫って3着。
 優勝した笠松のラブミーチャンは4月に東京スプリントを勝った後,このシリーズの名古屋でら馬スプリントも勝っていて3連勝。当レースは第1回,第2回と優勝していて3連覇。重賞で勝てるほどの馬で,現時点での距離適性はもう少し長いところにあると僕は見ていますが,さすがに地方馬同士ではスピードが違いすぎました。父はサウスヴィグラス
 主戦の浜口騎手が負傷したため騎乗することになった船橋の森泰斗騎手は昨年の京浜盃以来の南関東重賞制覇。勝ち星のわりに南関東重賞勝ちが少ないですが,今後はそれも量産していくことになるものと思います。管理しているのは笠松の柳江仁調教師で習志野きらっとスプリント3連覇。

 このことはしかし,神ないしは神の属性だけが決定の原因であり得るのであって,それ以外の一切のものは決定の原因ではあり得ないということを意味するのではありません。なぜなら,ここまでの考察の過程から明らかなように,そのことを主張するためには,無限であるものは神ないしは神の属性だけであり,それ以外には無限であるいかなるものも存在しないということが成立するのでなければならないからです。ところが,実際には『エチカ』はそのようにはなっていません。
 第一部公理一の意味は,自然のうちに実在するのは実体であるか様態であるかのどちらかであるということでした。しかしここではすでに,自然のうちに実在する実体は神だけであるということを前提していますので,要するにこれは,自然のうちには神と神のある属性の変状である様態だけが存在するという意味になります。このうち,神ないしは神の本性を構成する属性が無限であるということがすでに明らかになっているのですから,それ以外に無限であるものがあるとしたら,それは当然ながら様態であるということになります。そして無限である様態,直接無限様態と間接無限様態が実在するということは,第一部定理二一と第一部定理二二で示されていることです。したがって,無限であるものが決定の原因であり得るのですから,無限様態もまた,決定の原因である可能性を排除されないということになります。
 次に,第一部定理二三が示しているのは,無限様態は第一部定理二一か第一部定理二二の様式で自然のうちに生じるということです。いい換えれば,これ以外の様式で発生するいかなる無限様態も自然のうちには実在しません。第一部公理三により,仮に第一部定理二一と第一部定理二二で示されている以外の無限様態があるとしたら,それにも発生の原因が必要とされます。しかしそれら以外の様式で発生する無限様態は存在しないと示されているのですから,そんな無限様態は存在し得ないということになります。
 きわめて基礎的なおさらいとなりましたが,これで決定の原因たり得るすべてのものが出揃いました。それは神とその属性,そして直接無限様態と間接無限様態です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする