スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

名古屋記念&電話

2009-03-31 19:09:11 | 競輪
 競輪も年度は4月~3月。年度最後の今日,名古屋記念の決勝(動画)が争われました。
 木暮ー中村の関東に有坂,海老根ー渡辺ー白戸の南関東,小嶋ー加藤の中部に豊田の3分戦。加藤選手と渡辺選手がSを取りに行き,内が有利で加藤選手。ということで小嶋選手が前受け,海老根選手が中団,木暮選手が後方で周回。残り2周のホームで木暮選手が上昇し,海老根選手も続きます。バックで小嶋選手は引き,先頭に立った木暮選手はスローペースに。これを打鐘で海老根選手が抑えると,一列棒状となり,ホームから海老根選手の抑え先行に。バック通過までこの状態でしたので,展開は番手の渡辺選手に有利でしたが,3コーナーから捲り追い込んだ木暮選手が届いて優勝。渡辺選手は2着まで。組立失敗の小嶋選手が力で大外を伸びて3着。
 優勝した群馬の木暮安由選手はこれが記念競輪初優勝。競輪学校92期,24歳の新鋭。このメンバーで記念競輪を勝つというのもすごいですが,今回は完全優勝。今後の活躍が楽しみとしかいいようがなく,もしかしたら競輪界のニュースター誕生の記念競輪であったということになるのかもしれません。

 前回のテーマで僕は想像と知覚との関係を身体運動との関係で説明しましたが,この考察には,このときの経験が関係していたということは間違いありません。もっとも僕自身は,宝くじが当たるということをはっきりと想像していたというわけではありません。誕生日のプレゼントにたった1枚だけもらった宝くじが当たることをリアルに想像できるような人間では僕はなかったということです。
 だからこそ,新聞紙上に同じ6桁の数字を発見したときの驚きは大きなものでした。僕たちはびっくりしたときに,飛び上がるという表現をしばしば用いますが,このときの僕は文字通りに飛び上がっていました。こういう身体運動と驚きという精神状態は確かに平行関係にあるのです。
 僕は早速,僕に宝くじをプレゼントしてくれた友人に電話をしました。この当時は携帯電話は,あったとしても普及はしていませんでしたから,友人の家に電話したわけです。僕が年末ジャンボ宝くじが50万円になったことを教えると,友人は,僕にはすごく意外に思えること,少なくともそのときは意外に思えたことを言いました。彼はそれならば,UWFのビデオを1本買ってほしいと言うのです。DVDではなく,ビデオというのも時代を感じさせます。
 UWFというのは,当時は人気のあったプロレスの団体。時期的にいって第2次UWFのことでしょう。僕が高校時代にこの友人と仲良くなったのには,共にプロレスが好きだったというのも大いに関係しています。僕が全日本ファンで友人がUWFファンですから,プロレスというジャンルでいえば両極端ですが,何度か一緒にプロレスを見に行っています。その中では,ブルーザー・ブロディが全日本に復帰して,ジャンボ・鶴田を破ってインター王者に返り咲いた武道館大会が僕の中で最も印象に残っています。UWFは一緒に行ったかどうか覚えていませんが,パンクラスの初興行は間違いなく一緒に行きました。
コメント
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